コンパスの使い方

初めてコンパスを使うのは、
小学3年生の算数の授業で円を書く練習をする時です。

そして1年生のこの時期、
数学の授業では作図を勉強します。

ちなみに秋田県の公立高校入試において、
作図問題は必ず一問出題されます。

したがって基本的な作図方法はしっかりと覚え、
問題文にあるキーワードを見つけて解き方を見つける必要があります。

塾の授業でもコンパスを使うことがあるのですが、
中には思うように扱いきれていない生徒も何人かいます。

まずコンパスを使うときは、
「針をしっかり刺す」ことが大前提です。

紙にから針がずれてしまわないように、
針先に力をこめてずれないように固定しましょう。

それから、えんぴつ部分への力はできる限り抑えましょう。
線を書くことに集中し過ぎると、これも針がずれる原因になります。

また中にはえんぴつ部分を手でおさえて線を書こうとしている生徒もいますが、
針と鉛筆の間隔が広がったり狭まったりしますので、
これもあまりよろしくはありません。

そんな話を昨日は一年生の授業でしました。
他にも細かい注意点としては、
◆何を答えなければいけないか問題文を読み印をつける
◆余計な線はなるべく書かない
◆間違えて書いたものはしっかりと消す
◆推薦と垂直二等分線の使い分け
等ですね。

作図の問題は大きく分けて3つの方法を組み合わせるだけです。
どの方法を用いるのか、それを問題文から読み取って解きます。

例えば、
◇2点から等しい距離にある
◇2辺から等しい距離にある
◇円の中心
等は頻出で、問題文にこれらの言葉があったらこの作図方法を用いるというのが決まっています。

3年生になっても使う考え方なので、
今のうちにしっかり基礎は固めておきましょうね。