だから次も頑張れる

悔しいという気持ちは、
自分を成長させるためには必要な感情だと思います。

ただマイナスな意味を持つわけではなく、
今までの自分を改善したり、
次はどうやって挑戦しようかというモチベーションにつながるきっかけになるためです。

ただ落ち込んだり後悔したりするだけで終わらせずに、
捉え方によっては前向きなエネルギーに変換することもできるので、
より高い目標に向けて努力する原動力となります。

そのためにも、
何が上手くいかなかったのかを冷静に分析しましょう。

終わってしまったことは取り戻すことができないので、
そうであるなら終わったことをしっかりと受け止め、
自分の成長につながることはないかを探しましょう。

そうすればこの悔しいという気持ちは、
みんなにとって大いにプラスになり得ます。

ある生徒が定期テストの結果にひどく落ち込んでいました。
表にはあまり感情を出さない子なのですが、
保護者さんに話を聞くと家では大荒れだったようです。

今までで一番勉強したという自負があったけど、
(それでも保護者さんから見ると、前回より勉強はしていたが総合的に見るとまだまだ削れる時間はあったとのことです)
自分の思うような点数が取れなかったことがよほど悔しく、
思い出しては目に涙を浮かべを一日中繰り返していたようです。

私も実際に答案用紙を見ましたが、
例えば漢字の送り仮名で間違えていたり、
問題本文を読み間違えていたり、
もったいない間違いがいくつかありました。

それらを取り切ることができていれば、
きっと点数も順位も満足できる結果になっていたと思います。

しかしこれは全員に言えることですが、
テストでは自分の実力を100%発揮することはすごく難しいことです。

限られた時間内で問題を解くわけですから、
また人間ですからどこかでミスが起こる可能性もあります。

そうならないためにも、
普段の勉強から自分のミスの傾向を把握したり、
問題文に線を引きながら丁寧に解いたり、
そうしたことを積み重ねることが有効です。

今回のその気持ちを大切にして、
次は笑顔でテストを終えることができるようまたここから頑張っていきましょうね。