計画の立て方
1・2年生は現在テスト対策講習の真っ最中ですが、
ある2年生の生徒が授業後に聞きたいことがあると残っていました。
数学や理科の問題数問で分からないところがあると言うので、
解き方について確認した後に、
「先生、もう一ついいですか?」と聞いてくれました。
話を聞いてみると、
テスト勉強の計画を立てたはいいものの、
それが計画通りに進まなくて悩んでいるとのことです。
そこで立てた計画を確認して、
何が原因なのかを一緒に考えました。
まず計画を立てるにあたっては、
全体目標を決めてから、
それを一週間単位、一日単位に落とし込む必要があります。
例えば学校ワークを二周するという目標を立てたとします。
範囲ページが30ページ、二周するとなると60ページですね。
これを対策講習期間の三週間でわると、
一週間当たり20ページです。
授業がある日とない日、
学校がある日とお休みの日、
そうやってバランスを考えて一日あたりの量を決めていきます。
但し、これを全教科やるとなると、
どうしても時間が足りないということが出てきます。
ですので対策講習前からコツコツ進めることが大切ですし、
普段から一緒に勉強している数学や英語は一周+間違えた問題のみやるというような工夫も必要です。
それから日曜日は予備日として空けておきましょう。
ぎゅうぎゅうに予定を詰めてしまうと、
計画通りに進まなかった時の修正ができなくなりますし、
もし計画通りに進んだ場合でも、
翌週の分を先に進めてしまったり、
間違いが多かった問題の反復に使うことができます。
テスト勉強をしていくうえで計画は絶対に必要です。
これは受験勉強でも同様です。
ただ初めから完璧な計画を作ることは難しいですし、
様々な失敗や反省を重ねて、
計画を立てる力も身に付いていくはずです。
そういう意味では、
昨日の悩みもプラスに捉えることもできるはずです。
テスト勉強に対して真剣に向き合っている姿を見て、
すごく嬉しくなった出来事でした(^^)