約束

今日から公立高校では願書の受け付けが始まりました。
昨日の授業後に3年生には直接伝えたのですが、
必要以上にこの数字を意識しないでください。

たとえ倍率が高かろうが低かろうが、
受験生としてやるべきことにまったく変わりはないからです。

倍率によってその時点で合否が決まるわけではありませんし、
今は自分のできないことを一つでもできるようにするような勉強をするに限るからです。

自学中の様子を見ていても、
授業の翌日にはその解き直し、
そうでない日は国語の読解問題、英語の長文和訳、
そしてテストファイルを解き直している生徒がほとんどです。

そうです、
それを地道に続けていきましょう。

この時期は新しいことを出来るようにするというよりも、
やってきたことを入試本番で確実に得点するという仕上げの勉強が有効です。

目先のことに一喜一憂するのではなく、
3月5日にベストパフォーマンスを発揮できるように、
今は周りに流されずにやるべきことに取り組みましょう。

そしてもう一つ、
この時期に私が毎年気を付けていることでもあり、
絶対に許さないことがあります。

それは、
倍率に関する話題を出来るだけ口に出さないということです。

例えば自分の受験する高校の倍率が低かったとします。
それを「やったー」とか、「よっしゃー」とか、
そういう自分の気持ちを大声で叫んだとします。

それを聞いた周りの気持ちも考えてください。
ただでさえいろいろなことに敏感になる時期です。

それを聞いて動揺してしまい、
普段の勉強ができなくなってしまう可能性もあるんです。

だからどうもこうも感じるなとは言いませんが、
それは自分の心の内うだけに留めておきましょう。

約束ですよ。

そして今週末にはいよいよ併願入試も始まります。
こちらもあくまで通過点です。

本番までの一日であることに変わりはないので、
試験が終わったらいつも通りに過ごしていきましょうね。