準備講座初日を終えて
昨日は中学入学準備講座の初日でした。
初めて塾に来る生徒も多く、
緊張感と初々しさが混じった雰囲気から始まりましたね。
兄弟がいればもしかしたらその様子を聞いたことがあるかもしれませんが、
初めての場合は「どんなところなんだろ」と不安や心配になる気持ちがあるかもしれません。
昨日もそんな空気の中授業が始まりましたが、
徐々に和らいでくるのが印象的でした。
準備講座では英語を勉強していきますが、
小学校と中学校の大きな違いは、
「書けるようになること」です。
小中学校で学習する単語は実に2000以上です。
昨日準備講座で生徒たちに伝えると、
まさに開いた口がふさがらない状態でした。
気持ちはわかります。
しかしこれが現実なんです。
そのうえで、私がこれまで十数年中学生の指導をしてきて、
どういう勉強をすれば英語が苦手になるのか、
それをリアルな経験から伝えました。
たくさんある中で特に、
「単語を読むことができない」
「単語を読もうとしない」
というのは大きな特徴です。
例えば、
interestingやdifficultという単語があります。
ローマ字で読もうとすれば、
「インテレスチング」「ディフィクルト」のようになりますね。
しかし、
これを何と読むかをそもそも考えずに、
わからないと投げ出してしまう状態は危険信号です。
慣れとはおそろしいもので、
一度そういう癖がついてしまうと、
そこから抜け出すのはなかなか大変です。
読み方は間違えていてもいいんです。
とにかく読もうとすること、
まずはこれが大切です。
その上で、
例えば自宅で勉強する時に読めない単語が出てきたら、
今は昔と違っていくらでも方法はあります。
お父さんお母さん、お兄さんお姉さんに聞くもよし、
スマホやタブレットで調べるもよし、
そういう習慣を大切にしましょう。
音声検索ができるのは、
数十年前には考えられないことです。
今はすごく恵まれた環境にあるので、
それを利用しないという手はありません。
特に中学生の英語は、
入学前から夏休みまでの内容をどれだけ固められるか、
これによって大きく変わってきます。
中学高校の6年間が変わると言っても過言ではありません。
そのくらい大切な時期でもあります。
準備講座最終日には単語テストがあります。
範囲の問題数から考えて、
どのくらいのペースで勉強しなければいけないのか、
またどのような方法で勉強するのが効果的なのか、
そういうことを伝えましたね。
進捗は確認していきますが、
これを継続して勉強できるかどうかが大切です。
せっかく自分の時間を使って準備講座に参加して勉強しているわけですから、
少しでも多くのものを得られるような時間にしていきましょうね。