教科書本文はOKですか?

昨日から1・2年生はテスト対策講習に入りました。

この間は通常時の数学と英語に加えて、
時間は限られますが国語・理科・社会の授業もやっていきます。

この対策講習時に毎回思うことですが、
国語の理解度にかなりの差があります。

もう少し具体的に言うと、
教科書内容が頭に入っているかいないかに個人差が大きくあります。

例えば、
昨日は1年生の国語の授業でした。
単元は「蓬莱の玉の枝」です。

いわゆる「かぐや姫」のお話ですね。

くらもちの皇子がうその話を作り話している場面があります。
その部分を一つとっても、
登場人物がまったくわかっていなかったり、
何のために作り話をしているのか等、
ストーリーがあまりにも理解できていない生徒が数名いました。

これは学校の授業への参加に問題があると思います。
(居眠りをしていたり、先生の話を聞いていないというのはお話になりません)
もちろん授業を聞いていても分からないことはあるでしょう。
それは個人差があるので仕方のないことです。

ですがもしそうなったときに、
帰ってからもう一度教科書を読みなおす、
先生や友人に質問する、
ネットで調べる、
学校ワークで問題を解く、
遅れを取り戻す方法は沢山あります。

ですが分からないまま放置してしまうと、
結局こうしたテスト勉強のときに周りより遅れを取ってしまうことになります。

これは昨日問題を解いている時にもその兆候は見られました。
明らかに問題を解くスピードに差があり、
おそらく本文を丁寧に読み過ぎている、
つまり内容があまり頭に入っていないのことにつながります。

ほとんどの中学校では、
定期テストの文章は国語の教科書と全く同じです。

ですのでテストが始まる前に、
テスト勉強の段階で本文を丸暗記するほど読み込むことで、
テストを有利に解くことができます。
(国語は唯一フライングが可能な教科と言われるのはこのためです)

もちろんこれは実力テストや模試、
高校入試では通用しません。

ですが定期テストではこういうことができるわけですから、
しかもみんなが同じ条件なので、
まず教科書内容をしっかり理解するということは絶対条件です。

そういうことが明らかになった授業でもあったので、
気付いたのであればそれを今から変えていきましょう。

今日はこの後2年生にも国語の授業があります。
同じようなことは予想されるので、
こちらもしっかり修正していってほしいと思います。