変えるのはそこからです

我が子を育てていて、こんなにも兄弟で違うものなのかと驚かされることがあります。

小学2年生の長女は『事典』系の本が大好きで、
誕生日が来るたびにそれは増えています。
彼女の本棚には「石」「国旗」「おとぎ話」「世界遺産」「歴史人物」などの事典が並び、
休日は私も面白がって一緒にそれを読むこともしばしばあります。

年長の長男は『ゲーム』が大好きで、
暇さえあればSwitchをやっています(苦笑)
ゲーム好きの私から見てもこの年代にしてはかなり上手な方だと思います。
が、クリアできなくて私に泣きついてくることも稀にあります。

2歳の次女は・・・、謎です!(笑)
上の二人とはまるで好きなものが違いますし、食べ物の好みまでも全く違います。
先日、空港に行って飛行機を見たときにものすごく興奮し、
一日中「ヒコーキ!ヒコーキ!」と騒いでいたそうです。

好みも違えば性格も全くと言っていいほど違い、
3人揃うとてんやわんやです。
まぁ、仲はすごく良いとは思うのでOKなのですが、
そんなことをふと思った金曜日の朝でした。。。

さて、今日は『成績が伸びる生徒』の特徴を一つ紹介します。
来週末からはテスト対策講習③も始まりますので、
普段勉強するときの参考にしてみてくださいね。

彼らは『×を付けること』に抵抗がありません。
テストの時ではありませんよ、
普段の問題演習の時にです。

個別指導の授業に入ったり、毎回の宿題添削をしているとそれははっきりと分かります。

例えば分からない問題があって、
それを質問に来たとします。

その質問の仕方も、
「この問題が分かりません」ではなく、
「解説のここまでは分かったんですけど、この式の意味が分かりません」というように、
しっかりと考えた形跡があり、かつ具体的な質問になっています。

そしてその不明点を明らかにして何をするかと言うと、
すぐに赤ペンでノート、テキストにスラッシュを入れてから、
自分で解き始めます。

こうすることで後で解き直しをする(自力で解く)ことになります。
つまり反復を前提とした勉強ができているということです。

先生に聞いて分かる、
それはもはや当たり前です。
分かるように教えるのが講師の役目ですからね。

で、その場ではきっと分かるんです。
いや、分かったつもりになるんです。

でもいざ自分一人で解いてみると解けない、
時間を置くと解けない、
そういうことが起こり得ます。

それはそうです。
一回で覚えられるわけがありません。

なので反復が必要なんです。

それを本能で理解し、反射でスラッシュを入れる、
これを徹底していて成績が伸びないはずがありません。

ですので、実は成績上位層の生徒ほど、
ノートやワークにはバツが多いんです。

彼らは間違いの重要性を知っています。
だから「うわ、間違った・・・。」ではなく、
「よっしゃ、弱点発見!」とポジティブな考えになっているのです。

“解く→間違う→解き直す→定着する”という、
勉強の理想サイクルを実行し、勉強とは何たるかを知っているのです。

教室内でも周りには成績がメキメキと伸びている仲間がたくさんいますね。
彼らは特別なことをやっているわけではありません。
ただ、間違うことに対しての考え方が前向きなのです。

考えてみましょう。
普段の勉強では丸ばかりなのに、テストではバツが多いのと、
普段の勉強ではバツが多いのに、テストでは〇ばかりなのと、
どちらが良いですか??

答えはもう出ていますね。
間違うことを恐れないでください。
できる問題だけを解いていても自分の限界は突破できません。
できないことを見つけ、それを出来るようにしてこそ、
自分を更にパワーアップさせることができます。

この記事を読んで何かを感じたのであれば、
まずはそれを改善することから始めてみましょうね。