ランクアップするには?

昨日から通常時間割が再開したということもあって、
教室内を少し模様替えしました。

生徒間は適度な距離を確保しつつ、
手前のB教室で一斉指導を行えるような配置です。

教壇が無いので後ろの生徒は少し見づらい部分もあると思いますが、
上手く座席を分けてクリアしていこうと思います。

さて、3年生は2回目の実力テストを終えました。
(1回目は昨年度の入試日に実施する予定だったものです)

先週までで5教科の直しノートを提出、
順調にいけば今週から2回目のテスト直しノート作成に入ります。

そのノートを添削して感じたことです。

まず、解説の写しには何の意味もありません。

1回目の実力テストは解説が詳しすぎるがゆえに、
それをそのまま書き写す生徒が複数名見られました。

例えば数学ではこんな問題がありました。

(3)図3において、長方形ABCDの面積が270㎠、BI:IJ=1:3のとき、四角形GBHDの面積を求めなさい。

このテストでは難易度が最も高かった問題です。
おそらく入試直前期でも数学が得意な生徒は正解できますが、
そうでない生徒にとっては厳しい問題です。

その解説を読んだ上で尚質問に来る生徒がいるほどです。
(数学が苦手な生徒には、今はこの問題はまだやらなくてもよいと指示を出しています)

大切なのはここです。

期限までに提出しなければいけないということが目的になってしまい、
分からないから解説を写す、
この試行では絶対に成績は伸びません。

解説を読む、
それで分からなければ先生に質問する、
これが出来るかどうかです。

自分のための勉強とはそういうことです。

そのサイクルを今からしっかりと確立しなくてはいけません。
絶対に武器になるからです。

そういう意味では提出が遅れている生徒は危機感を持ってください。
定期テストであれば返却後一週間以内、
実力テストでも点数によりますが二週間以内には直しを完成させましょう。

そして今回ある生徒が想像の斜め上の行動をとりました。
怒りも呆れも通り越して、私の心中はものすごく穏やかでした。

本人に冷静に話せるかどうかはその時になってみないと分かりませんが、
明日じっくり話をしてみようと思います。

ある生徒が言いました。
「やることが多すぎます。」

はい、その通りです。
理由は一つ、受験生だからです。

ちょっと乱暴な言い方になってしまいますが、
3年生の学習内容と並行して、1・2年生の復習という受験勉強をしなくてはいけません。
単純に考えても勉強量は3倍です。

ただ数学と英語はこれまで通常授業に一緒に勉強してきたので、
思い出しまではそれほど時間は掛かりません。

ただそうやって勉強していかないと、
実力テストの点数は上がっていきません。

まずは自分の位置を把握しましょう。
現状の点数で志望校に届いているのかどうか、
あと具体的に何点足りなくて、どの強化を重点的に勉強していかなければいけないのか、
そういう部分を冷静に考えて、行動に移しましょう。

あなたの志望校はどこですか?
本気で行きたいと思うなら、それに見合った行動をしましょう。

一人では辛く、自分に甘くなることがあるかもしれません。
だから私がいるんです。

しっかりとペースメークし、
今やらなければいけないことを伝えていきます。

この一年間はきっと今までにないくらい勉強に使う時間が多くなります。
でもそうすることで志望校との距離を縮めることができますし、
憧れの志望校合格をつかみ取ることが出来るんです。

まずは自分に負けないこと、
そしてやるべきことをやること、
それを意識して一緒に頑張っていきましょうね。