テスト前日

勝平中学校はテスト前日です。

昨日今日は最後の仕上げのため、
特に教科や範囲指定をせず、それぞれが自学に取り組んでもらいました。

全員が揃って勉強を始めるときには、
テスト範囲を使ってテスト勉強の漏れがないかを確認しました。

が、そもそもテスト範囲を持ってきていない生徒が4名もいました。
そしてその4名全員が2年生だったということもあり、
私の怒りは頂点に達し、怒声が響き渡るはずでしたが、
それすらを通り越して一言だけ伝えました。

「テスト勉強をしに来ているのに、ましてやテスト直前なのに、
テスト範囲を持ってきていないのは有り得ないからね。」

教室内の空気が凍り付いたのがはっきりと分かりましたが、
それでも伝えるべきことは伝えなければいけません。

テスト対策講習に入るときには、
いくつかの準備があります。

◇パスポートに目標点数と目標順位を記入する
◇テスト範囲の始まりと終わりのページに付箋を貼る
◇ワークの進捗表にその都度色塗りをする
◇時間割にはその日の演習ページを書き、終了後はマーカーで塗る
◇ダブルポケットファイルには時間割と「テスト範囲」を挟む

他にも家庭学習ノートの使い方や、ワーク演習時の注意点など、
細かいことはまだまだあります。

慣れるまでは大変なこともあるかもしれませんが、
こうした型が身につくことでテスト勉強が効率的になることは間違いありません。

話を戻します。

テスト範囲の右側には「学習のポイント」が教科ごとに書かれています。
これは担当教科の先生が、
こういう問題を出すから確認しておくようにということで、
親切に教えてくれているものです。

例えば、
「実験器具(ガスバーナーやメスシリンダーなど)を正しく使用することができる」
「Let’sTalk①②の文章は暗記して書ける」
「書き取りは2分前自学テストから10問出題」
「連立方程式をグラフで解く問題や2直線の交点の求め方を確認しましょう」
「授業中にアンダーラインした箇所を確実に書けるように練習する」
などがそうです。

これだけ丁寧に書かれていることを、
完璧にしないでテストに臨まない理由がありません。

一つずつ読み直し、大丈夫なところにはマーカーを引いて確認していきましょう。

またパスポートに記入してある収穫と反省を読み直したり、
テスト直しノートを振り返ることも有効です。

同じ失敗を繰り返さないように、
これまでのテストでうまくいかなかったことを中心に、
もう一度確認しておきましょう。

ここから更に手を広げるのではなく、
今までやってきたことを確実にできるようにするための勉強です。

ですので手を止めずに、
黙々と問題を解き進めましょう。