それだけではない
勉強する時に、
周辺知識を確認したり、
誤答から知識を拡げて確認したりすることは大切です。
テストで全く同じ問題がでるということはほとんどありませんので、
こういう勉強が確実に活かされます。
例えば社会で、
正解は「座」である問題を、
間違えて「町衆」と書いたとします。
たしかに似ている部分はあります。
ですが正確には、
「座」は商業者や手工業者による団体であるのに対し、
「町衆」は京都の豊かな商工業者による自治組織を指します。
似ているようで違うものです。
他にも、
「株仲間」「五人組」「惣」等も別物です。
こういう問題が出てきたときには、
必ず教科書でその意味を確認してください。
それをノートに簡単に自分の言葉でまとめ、
マーカーで囲むなどして目につきやすいようにすれば、
翌日ノートを見直した時により記憶に深く残ります。
ネットで検索することも方法としてはありますが、
膨大な情報量の中から、
今の自分に必要なものを探すのも大変なことです。
中学生の勉強は、
基本的に教科書と辞書さえあれば事足ります。
入試に出題されるのは教科書に書いてあることだけだからです。
教科書をまとめるだけの勉強に効果はそれほど期待できませんが、
間違えた問題を調べてまとめることは必要です。
それらを面倒に思わずに、
自分の力になるための勉強をしていきましょうね。