まずは現状を把握することから始めよう

5月末に実施された実力テストの結果が返却されました。
早速テスト直しに取り掛かっている生徒もいます。

感心、感心。

今年はコロナによる影響から受験生は例年以上にバタバタしてしまいがちですが、
3月9日に入試本番は行われます。

つまり、来るべき日に備えて準備をしなければいけないということです。

では具体的に何をしなければいけないのか。
敵を知るにはまず己からと言いますので、
自分が今どのような位置にいて、
目標とする高校までどのくらい離れているのかを知る必要があります。

そこで一つの目安になるのが、
平均点と自分の得点との差です。

よく「〇〇高校に行くためには〇〇点」と言いますが、
それはテストの難易度にもよります。

極端な話ですが、
平均点が350点のテストで300点を取るのと、
平均点が250点のテストで同じ300点を取るのではまるで違うということです。

ですので私は受験生に点数目安を伝えるときには、
からなず平均点比で伝えるようにしています。

但し一つ注意点があります。

それは学校平均が年度によって、
また中学校によって違うということです。

勝平教室には主に勝平中、山王中、秋田西中の生徒たちが通ってくれていますが、
この3校の平均点を見ても年度によって順位や差がバラバラです。

もちろんそうしたことも情報として生徒たちには伝え、
正確に判断してもらえるようにしています。

そうそう、先日令和2年度入試の抽出平均が発表されていましたね。

5教科合計で2802.3点(前年度比+2.1点)です。

勝平教室15期生のクラス平均は356.6点だったので、
平均比+74.3点という結果でした。

クラス分けも入塾選抜も行っていませんので、
本当によく頑張ったと思います。

塾生のみんなはもしかしたら昨年の3年生に対して、
「ものすごい頭がいい」と思っているかもしれませんが、
もちろん秘めたポテンシャルはものすごかったですよ。

ただ彼らの名誉のためにはっきりと言いますが、
彼らは努力の天才、努力の鬼、努力の鉄人です。
この結果は彼らのものすごい努力が出した結果なんです。

実際に5月(ちょうど一年前)の実力テスト結果は、
学校平均287.9点
クラス平均309.5点(平均点比+21.6点)
だったんです。

そこから平均点と50点以上も差を付けて伸びていったんです。
これ、とんでもないことですよ。

当然周りの受験生も勉強しますから、
周りと同じことをやっていては平均の伸びと変わらないんです。

ですが周り以上に勉強し、
本当に全ての時間を勉強に費やして、
時には伸び悩み、やることが多すぎて気持ちが折れそうになったときも、
どんな時でも教室に来ては勉強に励みました。

それは周りで必死に勉強している仲間の姿も支え、刺激になったはずです。

そうやって彼らは自分を高め、点数を上げてきました。
本当にすごいことです。

受験期の勉強する姿勢、意識は私のこれまでの塾講師経験の中でも群を抜いていました。
まさに圧倒的、受験生のお手本となるような素晴らしい生徒たちで、
それを目の当たりにしてきた後輩たちにとっては、
非常に貴重な経験になったと確信しています。

改めて有難う、15期生のみんな。

そして今度は16期生の番です。
話を戻しますが、まずは現状を知ることです。
そのうえで必要なことを考え、行動に移すことです。

受験生、受験勉強、
もしかしたらイメージが湧かないかもしれませんが、
そこは私が圧倒的に引っ張っていきますし、
テストの度に伝えていきます。

夏休み前の今できること、やるべきことがあります。

もちろん夏期講習でやること、
9月以降にやること、冬期講習、1月以降の直前期、
それぞれやるべきことがあり、順番があります。

まずは5月実力テストが終わった今、
学校の授業も、部活動もあるので大変だとは思いますが、
ここで先延ばしにしてしまった方が更に効率は良くないので、
気持ちを引き締めて頑張ってみましょうね。

詳細については今日の授業で伝えます。