どうやって集めるの?

昨日は1年生の理科の授業がありました。

単元は「気体の性質」、
発生方法や捕集方法など、
覚えることもそれなりに多い単元でもあります。

理科や社会は暗記が重要と言われることもありますが、
もちろん暗記だけで乗り越えられるわけではありません。

表面的な暗記だと、
忘れてしまったときになかなか思い出せずに苦労するためです。

なぜそうなるのか、
納得するまで、理解するまで、
調べたり質問したりすることでより深く記憶に残ります。

例えば、
昨日は二酸化炭素の捕集方法について問題がありましたね。

空気より密度が大きいので下方置換法、
水にとけにくいので水上置換法、
どちらでも集めることは可能です。

しかし、集め方としては水上置換法の方が適しています。

ここで「へーそうなんだー」と終わらせずに、
なぜ水上置換法の方が適しているのだろうと疑問を持ち、
調べて納得することができれば、
「なるほどー」となりより深く記憶に残るという仕組みです。

ちなみにこれは記述問題でも頻出です。
1年生はもちろん、高校入試を見据えて2年生3年生もしっかり覚えましょう。

正解は、
「純粋な期待を集めることができるから」です。

下方置換法だと、
最初から入っている気体と二酸化炭素が混ざってしまいます。
しかし水上置換法だと、
最初は水で埋め尽くされているので、
多少水に溶けてしまったとしても、
集まった期待はすべて純粋な二酸化炭素となります。

こうして一つずつ疑問を解決していくことが、
本来勉強であるべきだと思います。

一人では解決できないことでも、
教科書で調べたり、
ネットで調べたり、
(情報選択はもちろん必要ですが)
先生に質問したり、
そうやって自分にとってベストな方法を探しながら勉強していきましょうね。