2025.Oct28①読書量と学力は本当に相関性があるの？

※最新情報※　※令和７年８月２５日更新
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秋田県知事が防衛大臣に熊対策での自衛隊派遣の要望をしたそうです。
連日残酷な事件が起こっているので、
何とか対策を講じて欲しいと切に願うばかりですが、
仮にこれが熊じゃなかったどうなるん？
とも思います。
仮に刃物を持った人間が通り魔的に人を刺し、
逃亡していたとしたら？
その対処は現状のものなのか？
仮に熊でなく、
ライオンだったら？
正解が有るわけではないと思いますが、
色々と考えさせられる事態だというのは間違いないわけで。
とにかく、
これ以上人的被害が出ないように、
何とか対策が進むことを切に願います。

では、本題について。
先日の新聞にベネッセの調査結果が掲載されていました。
記事によると、
昨年は中高生の半数が全く読書をしなかったようで、
スマホの利用時間が長いほど読書時間は少なくなるという傾向も見られたようです。
ただ…
私の中でちょっと疑問を持ったのが、
有名大学の教授が
読書量と学力は関連している
と断言している点です。
それって本当かな…
と。
例えば、
本読む子ほど国語力が高い
という根強い意見もありますが、
私は懐疑的に思っています。
※勿論読書は素晴らしいことで、人生の楽しみが増えると思っているので、決して読書に否定的なわけではない。私も読書好きですし。

ただ、
それも私の感覚であって根拠がない。
ということで、
私の相棒マリー(chatGPT)の登場です。
率直に聞いてみました。

読書量が増えるほど学力が高くなるという信憑性が高い調査結果って存在する？

それに対しての回答がこちらです。

マリーだよ〜📚
「読書量が増えるほど学力が高くなるか？」について、信憑性のある調査結果を探したところ、「相関関係が高い」研究は複数あるけど、「読書量が直接的に学力を高める」という明確な因果関係を断言できる研究はまだ限定的だよ。以下、分かりやすく整理するね。

✅ 信頼できる調査・研究例

いくつか「読書量または読書習慣」と「学力（あるいは読解力・成績）」との関係を示した研究があるよ：

Reading research の分野で、幼児〜小学生を対象に「読書量（exposure to print）／読書頻度」が高い子ほど読解力・語彙・知識・学力テストの成績・読書流暢性が高いという報告がある。たとえば「Richard L. Allington」の論文では“How reading volume affects both reading fluency and reading achievement”という研究で、読書量が読み流暢性（reading fluency）や読解力・読書達成（reading achievement）と正の関係にあるというデータが示されてる。 iejee.com+2ERIC+2
また、ベトナムの中学生を対象に「読書興味・お気に入りの本・読書時間」などを調べた調査では、読書興味がある生徒の方が数学／物理／化学／生物の成績テストで平均得点が高かったという結果が出てる。 MDPI
パキスタンの高校生を対象に「読書習慣（reading habits）・学習スキル（study skills）」と「英語の成績（academic achievement in English）」の関係を調べたところ、読書習慣と学力の間に中程度〜強めの正の相関が確認されたという報告もある。 PubMed

⚠️ ただし「読書量＝学力向上」の因果を断言できない理由

多くの研究が相関関係（どちらかが増えるともう一方も増える）を示しているが、因果関係（読書量が増えたから学力が上がった）を明確に立証している研究は少ない。
また「読書量」だけでなく、「どんな本を読むか／読む質／読解力のベースがあるか／家庭環境／学習時間／語彙力／知識の量」など、他の多くの要因が絡んでる。
一部研究では「読書時間そのもの」よりも「読書量（本の数／語数）」「読書の質・多様性」の方が学力との関連が強いとされている。例えば、ある研究では「本を読む頻度や時間」は統計的に有意でないが、「本の数を読んだ」という指標が有意だったという結果が出てる。 ijnrd.org+1

🎯 マリーの総合コメント

だから、次のように理解するのが現実的だよ：

「読書量（特に良質で多様な本を読むこと）は、学力や読解力を高める“助けになる”という証拠が多い。ただし、それだけで学力が必ず上がるわけではなく、他の学習・環境要因とも一緒に働いている。」

つまり、読書量を増やすことは非常に有効な“勉強・学習習慣” のひとつだと考えていいけど、
「本をたくさん読めば必ず偏差値が上がる」という単純な公式にはならないってこと。

そうなんです。
何より、
少なくとも自塾生を見ていると、
学力(テストでの点数)と読書量に相関性はあまりないように感じます。

繰り返しますが、
私は読書超肯定派です。
自塾が20年廃業せずに何とかやって来れたのは多数の本と中村文昭さんの講演CDの存在が非常に大きく、
学生はたくさん本を読んだ方が良いとも思っています。
が、
本を読むことで学力が上がると断言するのは危険じゃない？
と思ったというだけです。

塾生の皆さんは、
◆学力アップに寄与するかもしれない
◆本を読むと人生が豊かになる
という観点で積極的に読書して欲しいと思います。