2022.Aug26①家計は火の車

ここにきて、
来年度からのデジタル教科書英語の先行導入に際し、
各所で情報が出ています。
なぜこのタイミングで英語の先行導入に踏み切ったのか?
理由には「音声再生できる」ということがメリットのようですが、
これって…
英語の先生の授業構成が難しくなりませんかね?
そもそも、
音声再生に関しては私が学生の頃からラジカセを活用してやっていましたし、
ALTの先生だってネィティブの発音を聞くという目的で教育に参加しているのではないのでしょうか?
近年ではやる子は自分で教科書のQRコードを活用し、
どんどん耳で聞いて音読練習だってやってます。
そんな中でなぜこのタイミングでデジタル教科書?
だったら…
よほど理科、社会を先行導入した方が有益です。
理科の実験だってそうでしょうし、
社会の資料だってそうです。
見やすいきれいな写真を活用したり、
例えば地理の勉強でも
フィヨルドってのはね?
氷河の浸食作用によって形成された地形のことでね?
なんて説明をするより、


ねぇ、見てこの写真。
メッチャキレイじゃない?
あ…見下ろしている人がいるね?
そういえば先生は高所恐怖症なのに、
グアムで逆バンジーに挑戦させられそうなことが有ってね?

そんな話をしながら、
◆北欧の教育事情
◆リアス海岸とフィヨルドの違い
そういう話をした方が子どもたちの学び意欲はがんがん刺激されると思うんです。
デジタル教科書に音声を求める…
正直その意見自体がもはた現場の声に則しているのか?
いや、
そもそも時代に合っているのか?
私はデジタル教科書推進には基本賛成なのですが、
それを使えるだけの体制が整っていなかったり、
目的が実益と則していない…
その点には疑問を多々感じています。

で、表題の件です。
なぜこのテーマが「家計が火の車」なのか?って話ですが、
この3年で失われたものは多々あると思っています。
子どもたちの貴重な経験しかり、
地域の伝統行事もそうでしょう。
学びの機会を奪われた子どもたちも多いでしょうし、
職を失った方だって沢山います。
そんな中で私が失った大きなものと感じるのは「国や自治体の財源、お金」です。
※これは思うだけでなく、数字的な根拠をもてるように9月に勉強する予定の確定です。

そもそもデジタル教科書の普及にも予算が必要ですが、
それを紙の教科書と同様に無償配布するための予算はこれから調整をとるようです。
現状、
秋田の某小学校ではこのコロナ禍でオンライン対応をする為にノートPCが準備されていましたが、
実際に活用しているのを見たのは数回です。
というよりも、
そもそも授業自体は行っていません。
学活という名の出欠確認のみです。
デジタル教科書の端末は恐らくタブレットでしょうが、
そもそもその確保も出来ているのか?
いや、それ以上にネット環境はどうするのか?
小学校で仮に全員が使った際にはどう考えても通信速度だって落ちるでしょうし、
結果授業時間中に何も出来ずに終わったなんていう「オチ」が容易に想像できます。
物事には順序だてての準備が必要なのに、
そういう視点が無いのかなんなのか?
で、話を戻しますがこういう調整にだって予算は不可欠ですが、
この3年間…
コロナ関係でどれだけのお金が無駄に使われたのか?
マスクもそうでしょうし、
今不正受給が問題になっている助成金だってそうでしょう。
※あくまで不正受給のことです。必要な助成金は決して無駄になっているとは思いませんので。
各自治体でそもそもの実施有無や金額は変わるようですが
秋田の場合は陽性となった方には一律3万円が支給されますし、
何とかクーポンみたいのだって、
そもそもそういうクーポンをまとめて購入できるだけの家計の余裕がある方にそれは必要なのか?
という意見だってあるでしょう。
※そもそもの目的は消費者ではなく事業者の為の事業だというのも分かっていますが。

そして、
そのように使われたお金はどうなるのかといえば、
全てこれからを担う子どもたちに負の遺産として引き継がれてしまいます。
結局財源は借金か税金しかないのだから当たり前です(-_-;)

こういうことを考えていると、
余計に思うのです。
自分の身は自分で守る…
そういう意識、考えと実行力を持てるように我々はサポートしていく必要があるのではないのかと。

と、完全なる無駄話でお送りしましたが、
まずは自分が。
もっともっと勉強して「知る」ことから始めないといけないとなと…
そう思います。