2021.August30①焦っても何も変わらない
まずは、お礼からですが…
T君…
全国大会のお土産有難う。
講師陣で有難く頂くね。
素晴らしい経験、思い出が出来て良かった。
ここから心機一転、
勉強により注力できるように頑張るんだよ。
では、本題です。
今日、明日は市内の中学の多くで実力テストが実施されます。
キャンパス生も例に漏れず、
今頃真剣にテスト問題と格闘している子がいます。
そんなテストに向けて勉強していた受験生ですが、
昨日の日曜開校や先週の様子を見ていると、
「焦り」が行き過ぎてしまっている子もいます。
例えば山登り。
こんなに高い山に登ろうと思って、
一気に山頂に到達しようとは思わないはずです。
まずはふもとまで行って、
改めて「あんなところまで行けるのか(-_-;)」と自問自答するでしょう。
そこから覚悟を決めて第一歩を踏み出してからも、
出来ることは一歩ずつ歩みを進めることで、
一気にワープで山頂に行くことはできないのです。
多分、
「そんなの言われなくても分かるって」
と思う子もいるでしょうが、
でもね…
私から見ると、
それすら分かっていない子もいるのです。
今の山登りの話をテストに置き換えると、
目標点数が山頂になるでしょうか?
で、
その山頂の高さも、
そこに至るまでの苦労もひとそれぞれで全然異なります。
だって…
今440点の子が450点を目指すのと、
今300点の子が450点を目指すのでは全然違うんですから。
にも関わらず…
自身の現状や目的地までの距離を考えず、
一気に何とかしよう!
という思いが強すぎるが故に、
マイナスに働いている子もいるわけです。
もう少し具体的に書くと、
現状で実力テストが350点前後の子がいたとして、
その子が次回のテストで∔40点を目指したとします。
なら…
40点分上乗せしていく為にはどうするのか?
まずはそこを考えるはずです。
5科で40点上げる為には、
1教科8点…
1教科8点を上げようと思えば、
増やしたい〇の数は2つ~3つ。
では、
1教科で2つ、3つ〇の数を増やす為には、
どの教科のどの単元を優先的に取り組むのか?
そういうことをテスト範囲の紙を見ながら考えるべきなのです。
でも…
全部やらなければいけない(-_-;)
そういう思いだけが先行してしまって、
今目の前にある1つ1つの勉強がただこなしてしまってる…
つまり、
終わらせることだけが目的になっている勉強をしてしまっている子もいるわけです。
良いでしょうか?
今一度、
これまで言われてきたことを思い出して下さい。
私は無理難題を言ってきたつもりはありません。
出来るだけ具体的に、
中学生が実践できることを伝えてきたつもりですが、
終わらせることを目的とした勉強では、
中々前進は望めないのです。
人によっては、
意味なしということすらあり得ます。
一気にゴールに到達する必要はありません。
目の前の一つ一つを真剣にこなしていたら、
気付いたらちゃんと力がついていた…
私はそれで良いと思っています。
一気に成果を出す子もいます。
時間がかかって成果を出す子もいます。
それは一人ひとりの個性ですから、
必要以上に焦らず、
まずはやりきることを大切に勉強に向かってほしいと思います。