5/29(金)①事実を知る、自分を知る…

昨日までで、
今週分の中学部の一斉授業は終了しました。
今日以降も個別指導、受験生自学、
そして中学1・2年生の追試は続きますが、
とりあえず、
予め今日書こうと決めていたことがあるので、
それをブログに書きます。

まず、
今週の中学生の一斉のメイン内容は、

全学年zoom期間に実施したCTの再テスト

でした。
これはzoom対応期間から私の中では決めていたことで、
それは毎日発信していたお品書きでも匂わせていました。

なぜか?
理由は様々ですが、

①いったん出来るようになったことも、時間の経過とともに忘れることを自覚してもらう
②再テストを実施することで、良い学習が出来ている子には数字という裏付け(大村知事風に言うと「エビデンス」ってやつです)をもって自信をつけてもらう
③もし不正行為をしてしまっていた子がいたら、こうやって「数字の裏付け」をもって反省してもらう

この3つが主たるものです。
で、結果的に…
やはり再テストはやって良かった。
色々な発見がありました。

例えば先日のブログに書いたKのように、
CTの一発目の点数はイマイチでもしっかり修正してくれるようになった。
これは嬉しい前進ですね。

例えばある生徒は…
zoom期間中に実施してオンライン提出してもらった点数と、
今週の点数に大きな差がありました。
極端だと50点満点のテストで30点のダウン…
私はその差に特に突っ込むことはしませんでしたが、
それについて自分から反省の弁を伝えに来ました。

挙げればキリがありませんが、
私にとっても、
塾生のみんなにとっても、
本当に大きな学びがあったのだと思います。

また、保護者様でも「zoom期間があって良かった」という方がいらっしゃいました。
その保護者様とは結構頻繁にやり取りをさせて頂いておりましたが、
そのお母様がされていたことは
★毎日のお品書きの〇つけの確認(だけ)
★お品書きの内容を自分もやる(GW期間課題は除く)
でした。
私としては本当に頭が下がる思いでしたが、
そのお母様が仰っていたのは
★こういう状況(〇付けなどから判断して)では成績が上がるはずがない
★ストレートに伝えても聞くわけがないから、作戦を考える
★フォレスタが分かりやすい
等です。

私が言うのは立場上どうなの?って話なのかもしれませんが、
塾には塾の役割があり、
親には親の役割がある。
そう思っています。

入塾時の面談でも私は必ず保護者様にお伝えしています。

成績アップの為に全力はつくします。
でも、
お約束は出来ません。

と。
無責任な塾長…
そう思われるかもしれませんが、
事実なのでしょうがない。
今年の3月の入試でも、
念願が叶わなかった子はいます。
しかも、
それまでのテスト結果、模試の判定から考えれば、
高確率で合格できる子だったのに残念な結果になった子もいるのです。
定期テストでも、実力テストでも同様です。

毎回全員アップを果たせているわけではない。
にもかかわらず、
調子のよいことを言って、
いかにも凄い実績を出しているように謳って、
しかもそれを塾の手柄のように…
私には出来ません。

でも、言葉通り…

その子の成績アップの為に全力は尽くします

という言葉に対して、
「嘘つけ!」と言われないように(苦笑)、
日々指導には取り組まなければいけないわけです。

あ…話が逸れているので戻します。

zoom期間のCT。
登塾再開後に実施したCT。
繰り返しますが、
ここからの学びは本当に多いと思いますが、

これを経験にしていく為には、
塾生のみんなが自分の状況を自覚しなければいけないと思います。

今週全学年にも伝えましたが、
まず「2回目だから上がって当然」と思うでしょうが、
一定期間を空けている以上は記憶から離れ、
点数が下がるのは当たり前に起こり得るってことです。
これは単語テストでも同様ですね?
例えば100個覚えようとしたときに、
最初の10個を覚えたら、
その10個は「もう大丈夫!」と考えてしまうのが学力層が低い位置に属する子。
でも、学力層が高い位置にいる子は、
「新たに40個くらい覚えた時には、この10個は忘れているかもしれない…」
ということを分かっているので、
定期的に復習をするわけです。
※稀に「一回覚えたら忘れない」という学力が高い子もいます。
これも、
今になって初めて伝えていることではなく、
本当に日々しつこく、しつこく伝えてきましたが、
それを身をもって感じてくれたのではないかと思います。

だから、ここからは…
この2ヶ月からの学びを経験にしていくことが大切です。
この頃なの影響での学校の休校期間…
素晴らしい学習に取り組み、
確実に学力アップを遂げた子もいます。
が…
正直毎日のお品書きも殆ど解答の写しで終わっていたであろう子もいます。
※ノート添削等でその都度注意したにもかかわらず…その結果が今回の点数差に明確に出ているわけですが。

自信にすべきは自信にし、
反省すべきは反省し…

ここから自身が成長していく為の、
日々の学習に努めて欲しいと思います。
頑張れ、キャンパス生!