何度でも伝えます…だから結果が出ないんです。

まずは本題の前に…
生徒の帰宅時の様子を見ていると、
その子その子の退室の仕方には差があります。

①職員室の方を振り返って、いる先生の顔を見て「さようなら!」と挨拶をして退出する子
②扉を開け、誰もいないエントランスに向かって「さようなら…」と声を発して退出する子(※声は聞こえないことも…)

大別すると、
この2パターンです。
挨拶なんて別に良い…
そういう考え方もあると思いますが、
私はやはり挨拶は大切にすべきだと思っています。
そして、
自塾内で結構多いのが
「挨拶はしようね?」
という声掛けに対して
「しました。」
という返答…
挨拶は、
相手に聞こえていない時点で挨拶になってない
ということに早く気づいてくれたらな…と。
そう思います。

では、
本題です。
ちょっと説教染みた内容が続いているのですが、
やはり考えて欲しいことなので、
このブログでも書きます。
これは、
昨日の中学3年生の一斉授業での1コマです。
自塾の授業には、
小学5年生以上は英語教室も含め、
一斉授業後には必ずチェックテスト(CT)を実施しています。
サイクルとしては、
授業⇒次回授業の開始前に前回内容のCT実施
こういう感じです。

で、
昨日は授業科目の関係で数学のみCT実施となりましたが、
私が前半授業で担当したのはBクラスでした。
授業開始より少し早めに問題を配布し、
※国語の実力テスト演習の時間を確保したかったので
私は演習中の生徒の様子を見て回っていました。
そんな中…
目に付いたのがこの問題です。

※EはBCの、FはCDの中点
これで、
①GH:BDを求めなさい
②平行四辺形ABCDの面積は△AGHの面積の何倍か求めなさい

まぁ、この解法は主に3つでしょう。
1)△ABH∽△FDH、△AGD∽△EBGで考える
2)AFの延長戦、BCの延長戦を引き、平行四辺形の外側にもう1つ三角形を作って考える
3)補助線ACを引いて、三角形ABCで重心の考え方を使う
※他の解法も勿論ありますが。
恐らく、
単元的にその前の例題、問題で2)の解法があったので、
自力でやれば2)の方法か、
1)の方法が多いだろうと思っていました。
が…
私が衝撃を受けたのは、
図に何も書き込みをせず、
解答欄に
1:3という答えだけ書いている子が殆ど
だったことです。
私はこの一ヵ月…
いや、正確にはもっともっと前から伝えています。
答えだけ覚えて合格するCTなんて1ミクロンも意味なし!
と。
だってそうでしょ?
何のためのCTですか?
これが一問一答とか単語テストとか…
そういうのだったら話は分かります。
覚えるのが第一歩なので。
でも、
数学ですよ?
当然理科の計算、社会の計算(時差や縮尺、資料関係など)も同じです。

答えを覚えて何をしたいの?

本気でそう思いますし、
それでは意味がないから、
そういうのは止めよう、と。
範囲が決まってるのは、
そういう目的じゃないんだよ?と。
頭を使って考えて、
分からないなら解説をしっかり読んで、
それでもダメなら先生に事前に質問をして。
そういう準備をするから、CTは意味を持つのだよ
と。
何度も何度も言ってきたはずです。
にも関わらず…
昨日のこの状況。
加えて、
そういう状況なのに、

どうして実力テストの結果が出ないんでしょうか…

おいおい…

当たり前だろ?
当たり前すぎて笑えてくるよ、先生は。
だからでしょ?
だから結果が出ないんでしょ?
答えを暗記してCT合格…
そんなことを繰り返して、
何の力が身に着くんですか?
あるとすれば
自己満足と成果の出ない無駄な労力に時間をかける習慣
です。
ちなみに、
気になったので後半のAクラスでも確認しましたが、
ちゃんと
「あぁ、分かってこの問題が解けてるのね?」
という子は6名程度でした。
よって、
Aクラスでも同じ内容を、
そんな勉強もどきから早く脱却しなければいけないということを改めて伝えました。

良いでしょうか?
全ての結果には原因があります。

10月初旬の実力テストで学年1桁順位に入ったのは4名のみ…
でしたが、
その4名は冒頭の問題も考え方をしっかり説明できる状況になっていました。
分かりますか?

あいつは頭が良いから。
あいつは天才だから。
じゃないんです。

そういう勉強をやっているから、
そういう過程を踏んでいるから、
なるべくしてそうなっているのです。

ちなみにですが、
今回1桁順位に入り込んできた子の中には、
5月の時点では
約70番だった子
20番から毎回毎回上げてきている子
もいます。
他にも周りを見て下さい。
結果を出す子は、
そうなるべくしてなっているんです。
※勿論、数字に表れるのには個人差があるというのも事実です。

考えましょう。
自分が何のために勉強しているのか?
個の勉強の先に何があるのか?

みんな思ってるはずです。

結果を出したい

と。
ならば、
そうなるような行動を、勉強をしていきましょう。
そこを明確にして、
逃げずに、
本気の努力をするから、
結果が出るのです。
君らなら…
出来るはずです。
本気でやれ、15期生!

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