努力なくして成長出来ると思うな…
先ほどの記事で、
昨日の中3の一斉では個人賞の受賞式を行った旨を書きました。
が…
実はその前にお説教タイムがありました。
私が主に伝えたかったのは3つです。
①相手に聞こえる声で話しなさい
授業中の発言と言い、
入室時の挨拶と言い、
「なんでそんな小声なの?」
っていう子が複数います。
だから昨日も言いました。
学童の小学1年生も、
うちの2歳児だって、
「おはよう!」
って言えば、
「おはよう!」
って元気に返すよ?
君ら中学3年生だよね?
さっきの授業もそうだけど、
何回聞き直されてるよ?
先生にも聞こえない。
同じ教室にいる子にも聞こえない。
それ自体、
ある意味授業妨害だって分かってる?
難しいことを言ってないよ。
相手に、
この場にいるみんなに聞こえる声で話しましょう。
それだけ。
それくらい、やって下さい。
②報告すべきは報告しましょう
7月実施の実力テスト…
その結果を自分から報告してきてくれたのが、
何と毎回1位常連の子だけです。
いつになったら報告に来るのか?
事実なので伝えましたが、
開校から15年…
テスト結果の報告をこんなにしてこないことは未だかつてありませんでした。
加えて…
実力テスト後に、
「先生、これって〇じゃないんですか?」
とか
「先生、これ何で減点なんですか?」
とか…
そういう質問が1つも来なかったのも初めてのことです。
なぜか?
というのは③に譲りますが、
これ…
ちゃんと親に渡すべきものを渡してるんですか?
中学3年生なんだから…
分かりませんが、
私なら、
親に出すべきものを出さずに、
自分で勝手に判断して提出しようものなら…
それに関しては一切、
本当に一切関与しません。
例えば夏期講習の申し込み用紙…
自分で勝手に書いて提出しようものなら、
その費用も絶対に出しません。
自習申請を勝手に決めて提出しようものなら、
雨が降ろうが、
鎗が降ろうが、
私は一切手伝いをしないし、
母親にも同様にさせます。
親でも、
学校でも、
塾でも…
出すべきものはちゃんと出し、
お願いすべきものはちゃんとお願いし、
果たすべき責任はちゃんと果たせ。
私はそう思います。
③やってないのに成長するわけない
このブログの本題はここです。
まず…
私は精神論じゃではありません。
が、精神論は大切だと思っています。
私自身の経験から、
在塾生、卒塾生の成長から、
自身の子どもたちの様子から、
それは確信を持ってます。
努力をせず、
成長するわけなんてないんです。
で、話を戻します。
定期テストを終え、
テスト直しノートの提出率は、
中学3年生が圧倒的に悪いです。
勿論ちゃんとやっている子はいます。
そして、
そういう子たちは前進していくから良いんです。
ここでカギになるのは、
「前進していく」というのは、
常に万事うまくいく
ってことではないってことです。
上手くいかないことだってあります。
でも、
その時に上手くいかない原因を考え、
その対処法を考え、
それを実践していくから、
次につながるんです。
そして、
そういう実践の積み重ねが全て経験となり、
あとで振り返ったら結果的に大きく前進出来てたね!
ってなるわけです。
これ、昨日も言いましたが、
テスト直しノートを提出しましょう!
ってことではありません。
私からすれば、
ちゃんとやっていれば良いんです。
が…
やってないんです。
多数の子が。
なぜ?
なんでそんなことを断言できるの?
って思うかもしれませんが、
出来るんです。
私もこの仕事を生業にして20年以上になりますし、
普段の様子を見ていれば分かるんです。
まぁ、誰でも分かる具体的なことを1つ挙げるなら、
自習中にテスト直しをやっている子が、
例年に比べ圧倒的に少ない
ってことです。
いやいや、家でやってますよ!
そういう子もいるでしょう。
が、私の中で、
「この子は家でもちゃんとやるな…」
と確信を持って言えるのは、
今年の3年生に関して言えば5名のみです。
※6月までより2人増えてます。
家でもやらないだろう。
塾でもやってない。
ってことは、やってない!
ってことです。
じゃあ、その状況が続いたらどうなるか?
当然、成績が上向くことはありません。
だって…
出来ないものがいつか勝手に出来るようになることは無いのだから。
だって…
覚える為の勉強をしてないのに、いつか勝手に知識が増えることは無いのだから。
勉強ってのは、
出来ないものを出来るようにしていくことです。
これは何十回、何百回と伝えていますね?
何も難しいことは無い。
シンプルな、
ソレダケの話。
にも関わらず、
それをしていないのに…
教科書を広げ、ノートを広げれば、
勉強が出来るようになると思ってるんです。
塾に来て、2時間、3時間自習という名のもとに時間を過ごせば、
勉強が出来るようになると思ってるんです。
そんなん、なるわけねー!
のです。
良いですか?
勉強が出来るようになる子は、
なるべくしてなっているのです。
サッカーが上手くなる子は、
なるべくしてなっているのです。
そして、それを支えるのは、
絶対に努力です。
※目標を、目的を失ったなんちゃって勉強、なんちゃって練習は私は努力と呼びません。
やるべきことをやらずして、
あれが悪い!
これが悪い!
と何でもかんでも自分以外にその因を見出し、
自分自身を省みることが出来なければ、
成長なんてないのです。
何とかメソッド!
〇日間で●●が出来る必殺勉強法!
これで完璧!楽して●●キロダイエット!
そんな幻想を追い求めるのあれば、
それで良いでしょう。
が、考えて下さい。
走らないでつけるスタミナ。
練習してないのに出来る暗記。
勉強してないのに100点アップ。
有り得ますか?
アホでも分かります。
無いんです。
もっと言うなら…
努力を重ね、
苦しい時期を乗り越え、
そうしてやっと手にした成長だから、
人はそこに感動を覚え、
大きな自信を手にするのではないでしょうか?
私は…
高校受験を通して、
そういう経験をしてほしいって思ってます。
それこそが、
高校生になっても、
大学生になっても、
社会人になっても、
活かされる最高の財産だと思うので。
今一度、
自分がすべきことを考えて欲しいなと思います。