revival④学童スクール開設への道のり

学童スクール開設への道のり②学童スクール開設への道のり③

学童スクール開設への道のり④

学童スクール開設への道のり⑤

※ちょっとずつ、学童スクールへのお問い合わせも頂いておりますが、こちらのブログで今週から少しずつ決定事項も更新して参ります。料金や時間割等、現在調整しておりますのでもう少々お待ちください<(_ _)>

キャンパスの日常でも、自塾生に「塾に来るまで何してたの?」と尋ねると「学童で遊んでた」とか、宿題を確認していると目茶苦茶なので「お前、これちゃんと家でやってきた?」と尋ねると「さっき学童で急いでやった」とか、そんなやり取りもありました。

※学童保育を批判しているわけでは決してありません。

そうなんです。私も我が子の様子を見ていて思います。この学年の子が何人も集まれば、それは大変だ、と(笑)。そして、秋田に多いのは保育園併設型の学童です。確かに、学童保育としての適性(元々子どもたちに危険が少ない作りになっている。送迎用のバスを所有している。通っていた保育園だから、小学入学後の慣れない環境下での生活の際に子ども自身の心の拠り所になるなどなど)は多く、私自身もそこに魅力を感じて、我が子も出身保育園の学童に預けています。

が、あくまで保育園の先生方は「保育」のプロであり、「勉強」のプロではありません。だから、そもそもそういう学童に「勉強」を求めるのは、親としても筋違いなのではないか?と思っています。
だって…似ていると思うかもしれませんけど、ラーメン屋さんと蕎麦屋さんは違いますよね?「ラーメン屋だから、上手いそばが作れる」なんて思う人はいないでしょうし、蕎麦屋に行って「上手いラーメンを作ってくれ!」なんてのも違うと思います。それと同じだと思うのです。保育園はあくまで「保育のプロ」であり、学習塾は「勉強のプロ」である。ならば、逆からの発想で、そういう「勉強のプロ」が主体となって運営する学童だってあって良いだろう。そして、そういう学童なら…イメージとしては、学童に遊びに行く!という感覚より、
◆学校から自宅の前に一度「帰る」場所
◆学校の宿題や家庭学習を「決まった時間は」ちゃんとやる場所
◆テレビゲームより、将棋とかトランプとかUNOといった「複数人で遊べるゲーム」で友達と遊び、パソコンであれこれ調べてみたり、どうせ見るならテレビでは無くてホワイトボードに移すくらいのデカさでディズニーアニメを見たりできる場所
◆ゲーム感覚で社会や理科の基礎知識を学べる場所
◆小学校の先生の資格を持った、本当の「先生」がいる場所
※こう書くと、自分が嘘の先生のように感じてしまう(苦笑)
◆保育士の資格はないけど、大学でしっかりと福祉を学んだ人がいる場所(=私!えっへん!)
◆親御さんが安心して大切な「我が子」を預けられる場所
◆親御さんがわが子の勉強面で悩んだ時に適切なサポートを出来る場所
◆希望があれば、現学年よりも進んだ内容を勉強できる場所
こういう具体的なイメージを持ち始めたのが3年ほど前です。ただ…具体的に考えてはいたのですが、「やる」という決断には至りませんでした。その理由は、今の塾生とその親御さんの存在です。

というのも、開校から13年…

キャンパスは、本当に塾生と保護者様に恵まれてここまでやってくることが出来ました。美辞麗句に聞こえるでしょうが、本心です。

だって…開校時の校舎は、暗い路地側に入口があり、しかもドアも超貧相。玄関を開けると、何やら怪しい掲示物があって(当時、その日の勉強の指示とかをプリントアウトして入口に貼ったりしていたので)…で、体験授業前の面談に登場するのが、まだ大卒間もない若造(=私)です。しかも茶髪でメッシュを入れて、カラコンで装着の若造(=私)です。自身では塾に行ったことも、塾に勤めたことも無い、若造(=私です)が塾長の塾です。
我が子を安心して預けられるか?答えは絶対にNOOOOOOO!です。私なら(笑)。
それでも…本当に、本当に沢山の保護者様からご理解を頂き、温かなサポートを頂き、通ってくれた生徒が一所懸命に勉強してテストで結果を出し、そしてそれを知った人たちが紹介でまた塾に来てくれて…そして、開校当初5名だった塾生が、今では泉教室だけでもその20倍を超える生徒を預からせて頂くまでになったのです。
断言出来ますが、皆様方でなければ…在塾生や、卒塾生の保護者様方でなかったなら、キャンパスは既に廃塾していました。
断言できますが、在塾生や卒塾生…この子たちでなければ、キャンパスは既に廃塾していました。
話を戻します。

そんな経緯を経て今に至っているのに、

学童やります!

なんて言ったら、裏切りになってしまうのではないか?

今、在塾している保護者様方のご不安を招くのではないか?
そういう想いがあって、最終決定には至りませんでした。
が、この半年で上記外にもあった不安要素が、自分の中では全てクリアになってきました。
まず、早々に決断したのが中学部の塾生定員の削減でした。
開塾以降、徐々にその枠を拡大していった中学部の定員ですが、私の中でここ数年「定員削減」はずっと頭にありました。教室のキャパシティも限られている中で、もう少し余裕をもって生徒が勉強できるような状況にしたい。同じ塾に通っているのに、同じ学年の生徒を「あの人」とか呼ぶようなことが無い様に…みんな仲良しでなくても良いから、もっと「キャンパスの塾生」という一体感を塾生が持てるような環境にしたい。そして、定員を削減することにより生まれる時間で、自分自身もっと出来ることを考え、生徒の学力向上の為に出来ることを実践していきたい。そういう、一時的ではない、これまでずっと考えてきた様々な思いがあって、定員削減に踏み切ることにしました。

ブログでも、NEWSに同封していた文書でも、私は「絶対に質は落としません!」と繰り返しましたが、その理由はココにあります。学童があるから…ではなく、それ以前から定員削減はずっと考えてきた事であり、その一番の理由は「今在塾している生徒への質の向上」だったからです。テスト直しノートや作文の添削…こういった教務関係のことも、もう少し余裕をもって取り組めるように…この点に関しては、確実に今より余裕ができることと思います。

次に、学童の「中身」の問題です。私自身、学童に興味も意欲もある中で二の足を踏んだのが「キャンパスの塾部門」との兼ね合いでした。実際、10月に塾生の保護者様に実施させて頂いたアンケートでも2件そういう率直なご意見を頂きましたが、「学童」という響きから「騒がしくて我が子の勉強の妨げになるのではないか?」というご心配を抱かれる保護者様もいらっしゃるのではないかと思っていました。しかし、ここに関しては私の前提が恐らく保護者様方が抱かれているイメージと違うというのが1つあります。私の中では、

◆勉強も教えてくれる学童保育

というよりも、

◆学校終了後から保護者様のお迎えまで預けられる塾

というイメージでの学童を考えていました。そのイメージを大切にする為に、名称にも「スクール」というフレーズは絶対に欠かせないと思っていました。

勿論、「保育」としての役割はしっかりと果たします。最初から最後まで「ずっと勉強」ということでは決してありません。でも、私もそうですが、子どもの習い事が重複すれば迎えの時間だって気になります。待たせると、そこの先生に迷惑をかけてしまう…そういう想いも抱くのが親だと思います。だからこそ、です。

「大丈夫です!保護者さんのお仕事が終わるまでしっかりとお預かりします。その時間で学校の宿題、家庭学習のサポートもします(※これは全てという意味でありません。やはり親御さんとお子さんの勉強を通じたコミュニケーションも多少は必要だと思うからです)。ですから、お仕事頑張って下さい」

そういうスタンスの塾、習い事だってあって良いじゃないか?そうすれば喜ばれる保護者さんだっているんじゃないか?そういう「学童」のイメージなので、一般的な学童とは一線を画すと考えていました。

そして、もう1つは時間帯の問題です。学童に子どもがいる時間帯は主に14時30分~18時(19時)です。自塾で言えば、中学部の一斉授業が19時30分~。個別指導は18時45分~と20時30分~ですが、9割は20時30分からです(中3生は夏休み修了後から18時45分~の生徒も増えますが)。「わが子が騒がしい中で勉強?」というご不安もあるかもしれませんが、そもそも時間帯が違います。延長で残っている子が数名いたとしても、そこまで騒がしくなることはないと思います。更に、同じフロアで中学生が勉強するということもそもそもありません。ので、ある意味どんなに騒がしかろうが、それが中学生の授業に支障を来たすことはありません。
学童の性質、時間帯、フロア(階)という3点から考えても、在塾生にマイナスになることは無いと考えました。
次に「人(=先生)」の問題です。先述のように「塾」の時間と「学童」の時間は異なり、私も学童の生徒の学習指導は当然やりますが、それにより中学生の授業を抜けるということもありません。これまで通り中学生全学年の一斉授業も担当しますし、質問対応もバッチリやります。とは言え…学童のことを全て私がやったら、確実に倒れます(笑)。さすがに4人の子ども残して先立つわけにはいきません。ので、そこには最強のブレーンが必要でした。学童に関して、私は総責任者としての役割を全うし、現場トップとしての責を任せられる人が必要だったのです。が…キャンパスにはそれに最適任で、最強の人材がいました。そう…哉子先生です。キャンパス2期生にして、大学入学後はキャンパス生の為に尽力してくれた哉子先生…彼女がいるというのは私にとっては最高に頼もしく、多くの「現場」が抱えるであろう一番の悩み(=人=人材)の種は、私にとって「ノープロブレム」だったのです。
※とはいえ、哉子先生もちゃんと塾生のフォローは続きます。あくまで「バランス」の話です。そして…カッコ良くないですか?「学童室長」ですよ?
勿論、上記外にも課題はありました。が…上記の3つがクリアになってしまってからは話は早かったです。加えて、10月に実施したアンケートで頂けたご意見も本当に有難かったです。私の中で「これとこれをクリアすれば」という具体的な課題が明確になったからです。「やる!」と決めた人間にとって、ご意見というのは宝以外の何ものでもありません。それが厳しいものであっても、そこをクリアすれば確実に「良いモノ」が出来るわけですから。
そんなこんなで、紆余曲折しながらも、自分の中で学童をやる!と決断に至ったのが、平成29年10月16日でした…
以上学童スクールへの道のりの章は終了となります。私にとって今年度の第1ミッションは13期生全員合格!

第2ミッションが全塾生の学力向上!

この2つですので、そこに注力する中で、

隙間時間や業務後の時間を使って学童の準備を進めています。

今後は第2章…

「実況中継!学童スクールキャンパス21開所まで」

という内容で、随時動きをこのブログでお知らせしていきたいと思います。

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