学童スクール開設への道のり⑤~家庭教師のアルバイト、天職との出会、そしてキャンパス21開校~

学童スクール開設への道のり②

学童スクール開設への道のり③

学童スクール開設への道のり④

※ちょっとずつ、学童スクールへのお問い合わせも頂いておりますが、こちらのブログで今週から少しずつ決定事項も更新して参ります。料金や時間割等、現在調整しておりますのでもう少々お待ちください<(_ _)>

が、その後…

私はアルバイトで家庭教師を始め、その会社で学生の頃から支店長を務めるようになり、大学卒業後には(社員じゃないのに)東北の統括までやるようになっていました(-_-;)社員にならなかったのは、単純に、途中からその会社のスタンスは私には合わないと思ったからです。就活もして、内定も貰いましたが、それらも蹴って、とりあえずその会社で働いていました。

が、結局2年程で退社することになります。

 
そして、「秋田キャンパス21」の開校に至ります。当然、その時自分の中にあった一番の想いは「自分自身が理想とするような指導ができるような、一人一人としっかりと向き合えるような塾を創る!」ということでした。しかし、同時に…学生時代の「想い」も心に、頭に残っていたのです。「あの、マレーシアの子どもたちの為に何かを」という想いが。それで、開校当初から私の名刺には「マレーシアに孤児院を作る!」という文言が入っているのです(ちなみに、現在キャンパスとして続けている「プランジャパンのフォスタープログラム」に加入したのもこういう背景があったからです)。ハイ…めっちゃ長い振りでした(笑)。
 
しかし、その「想い」は自身の環境の変化も踏まえ、時の流れと共に徐々に形を変えていきます。

まずは東南アジアの飛躍的な経済発展です。マレーシアは私の学生時代と比較し、物価も3倍くらいになりました。当然街並みも、情勢も大きく変わりました(まだまだ困っている子どもは多いでしょうが…)。

そして、私自身のことです。ここまで書いてきて改めて思いますが、やはり「子どもが好き」なんです。変な意味ではありませんよ(笑)もっと言うと、子どもが成長していく姿を見れるのが好きなのかもしれません。

私はこれまで、学生のアルバイト時代を含めて18年程勉強を教える仕事に携わってきました。そして、その間に自身も子どもを授かり、子育てに微力ながらも参加してきました。そういう中で感じてきたことが多々あります。

 
◆中学生の学力的な「穴」は小学時代の学習に起因することが多い。
◆中学生からも取戻しが聞く子もいるが、実際かなり厳しい子もいる。
◆家庭学習習慣、その効果的なやり方の定着は小学校低学年のうちが望ましい。
◆それは分かっていても、本当に勉強も見てあげたいと思っても、仕事や家事育児でそれが叶わない親御さんも少なくない。
◆中学生からは塾なのに、なぜか小学生、特に低学年は公文さんや学研さんに通う子が多い。
◆かと言って、料金的に塾より安いわけではない。
※公文さん、学研さんの批判ではありません。私はその2社は本当に素晴らしいと思っていますし、わが子の勉強教材も公文さんや学研さんが発刊しているものを購入してやらせたりもしました。
◆公文さん、学研さんで習う勉強以前に、そもそも家庭学習ノートで何をやるかを分かっていない子も多い
◆思っていたより小学校の宿題は多い
◆保育園や幼稚園の「下から上」という形で学童を併設しているところはあるのに、逆の「上から下」の発想で学童に参戦している塾が秋田県内にはない。
 
日々の指導の中で、自塾生との関わりの中で、こういうことを感じるようになってきたのです。そして考え始め始めました。「小学生の指導に何とかもっと関われないのか」?と。それで道場部を開設したり、英語教室を社会貢献の一環として開設したり…ちょっとずつ思ったことをカタチにしていきました。そんな中で「学童保育」という存在を初めて知ったのが5年ほど前です(それまで学童保育という言葉も存在も知りませんでした)。

「え?そういうのがあるんだったら、キャンパスでやればいいんじゃないのか?」おぼろげながらもそう考え始めたのがその頃です。