志望校を考える、自身の将来を考える
先週から三者面談が始まりました。
まずは、お忙しい中でお時間を頂戴しました保護者様方には心より感謝申し上げます。
この時期の面談は
「志望校確定」
というよりも、
◆12月と1月の実力テストにおける「第一志望校受験に必要な必達順位」の確認(提示)
◆12月と1月の模試における「第一志望校受験に必要な必達偏差値」の確認(提示)
◆生徒一人一人の学習状況確認
◆生活リズム、サイクルの確認とアドバイス
こういったことがメインになっています。
で、そこで改めて浮き彫りになるのが、
言われていることが中々実践できていない子が少なくない
ということです。
そして、
第一志望校の選び方がちょっと安易かな…
と感じることもありました。
例えば南高校。
泉教室の周辺からだと
「自転車通学」か「電車通学」となるでしょうが、
実際に自転車で南高校に行ったことがない状況で
「第一志望校」と掲げるのはどうん?と私は思うわけです。
通学所要時間は大切です。
「慣れれば問題にならない」
と思う子もいるでしょうが(というか実際はそうなるのでしょうが)、
極論
◆自転車で5分
で通える高校と、
◆自転車で40分
で通える高校では毎日往復で70分間の差が生じます。
これ、1年間375日×70分×3年間で計算すると、
1278時間にもなります。
※実際は毎日通うわけでは当然ありませんが…
これ、相当な時間です。
仮に、仮にその時間を受験勉強に本気で費やしたとすれば、
確実に受験できる大学のランクが変わってくると思います。
勿論自身の点数とその高校に必要な点数を第一に考える子が多いと思いますが、
「入学すること」
を第一に考え、
「入学後に3年間通うこと」
まで考えが及んでいないのかな…と。
そう思うわけです。
勿論、今は「志望校に入学すること」が第一目標でしょうが、
やはり「実際に通学する3年間」のことも考えるべきかなと思います。
入学後…
その高校に通うのは誰でもない自分です。
その高校で勉強をして、部活をして、
3年後にまた「次」に向けての入試や就職試験に挑むのも君です。
明確な進路設計をしてみましょう!
とまでは言いません。
※出来るならやるに越したことは有りません。変わったっていいんですから!
でも、
もう少し先まで…
誰でもない自分の将来のことですから、
もう少し先まで考えてみて欲しいなと思います。
ちなみに…
その面談で「日曜日にその高校まで行ってみた方が良いよ!」
と私に言われたある生徒…
実際に行ってみたそうです。
で、「どうだった?」
と聞くと、笑顔で「めっちゃ遠かったです」と。
でも「まぁ、行けなくはないです!」とも言っていました。
そう…
やってみることで分かることがあるんですよね?
自転車で通うことになる高校なら自転車で。
電車で通うことになる高校なら電車で。
「疑似通学」をしてみると良いと思います。