出来る子ほど間違えているという現実

昨日は小学生英語教室の授業日でした。

私が担当している発展クラスですが、

そこで是非小・中学生のみんなに意識して欲しいことがあったので書こうと思います。

ちなみに…

これは英語教室のみならず、

日常茶飯事で起こっている現象です。

まず、昨日の授業で実施したCT(チェックテスト)単元は接続詞。

簡単ではない単元です。

実際、中2生も…いや、受験生でも苦戦している子もいますからね。

で、その単元で20問のCTです。

4問はテキストからそのままの整序問題。

あとは和訳が8問、語数指定有りの英作が8問の計20問。

実際の問題は、

◆私はとても忙しかったので、パーティーに行くことが出来ませんでした。

◆こっちに来なさい、そうすればテレビが見れます。

◆彼女はココに来たあと、琵琶湖に行きました。

◆Please wash your hands before you eat .

◆If it is fine next Sunday , let's go swimming .

こんな感じです。

で、そのテスト結果ですが、、、

合格者1名(19点)に不合格者2名(10点、13点)

問題はここからです。

私は常々言っています。

言われたことをちゃんと守って、テストに向けて努力をして、それでも不合格ならOK!

気にするな!

追試で一発合格すればそれで良い!

と。

ただ、やはりここが問題なんですね。

「言われたことをちゃんと守って」

という部分…

実際、昨日もテスト後に3人のテキストを開いてもらいました。

テスト範囲のページを。

で、やはりこっちの予想通りの光景がそこにあるわけです。

一発合格した子は、殆どの問題に1回間違えの☑、半数程度に2回間違えの☑がついていました。

それに対して、不合格の2名は…

どう考えても間違えの数と点数が合わない…

というか、一人の子に関しては1つも☑がついていませんでした。

また、夏休み課題でもしつこく言った〇つけがされていないという状況も見られました。

そうなんです…

これは中学生でもそうなんですが、

テストで結果を出す生徒ほどテキストには間違えの☑が沢山ついていて、

点数が低い子ほど〇ばっかり…

加えて、

点数が高い子ほどワークにはあれこれ書き込まれているのに、

点数が低い子ほど答えのみ書かれていて、しかも殆ど全て〇。

しかも、チャレンジ問題的なものだけ×になっていて、赤ペンで答えが書いてある…

改めて知って下さいね?

少なくとも、私がこれまで見てきた生徒では、

天才

と言う子は殆どいませんでした。

唯一思い当たるとするなら…

9期生の「ななた」です。

彼は凄かった…

でも、そのななたより校内順位が上の生徒も、偏差値が上の生徒も、

歴代の塾生には沢山います。

事実、現在塾生にも学年1位の経験者は5名ほどいますし、

前回の定期もTOP10に食い込んでいる子は結構います。

塾生の数に対しての「割合」でいったら、

そこそこすごい数とだと思ってます。

私は。

でも、そんな彼ら、彼女らも、

元々天才だからできているわけではない

のです。

何度も間違えて、

その都度覚えるべきを覚えて、

しっかりと頭に汗をかいて思考して、

不明箇所はしっかりと質問して。

そうやって前進してきたわけです。

何が言いたいのか分かりますか?

分かりません。

出来ません。

そこで止まるから、

いつまで経ってもそのままなのです。

出来る子は、

出来るようになる子は、

そこが勉強のスタート地点だって分かってるんです。

だから、そこからすべきことをちゃんとやるんです。

それをせずに、

分からない問題をそのままにして、

安易な勉強(もどき)に逃げ、

仮にそれを何時間、何百時間やろうが、

学力アップ、点数アップには繋がらないわけです。

みんなできない、分からないところからスタートしている。

それでも学年TOPになれるし、

学年TOP10に食い込んでいくこともできる。

1年で学年順位を100番以上上げる子だってこんなに沢山いるわけです。

まずは…

言われたことを素直に実践しましょう。

問題演習をしたら何をするのか?

その次には何をして、

その上で何をするのか?

言われたことを素直にやってみましょう。

その先に、必ず成長が待っていますから。

ちなみに、これは昨日のCT合格生の勉強の様子です。

合格したから、直しすぐ終わるから、

そしたら再来週のテスト範囲の勉強やってて良いよ。

※来週は合宿の振替で英語教室はお休みの為。

そう伝え、彼が始めた勉強の様子です。

当たり前のように、

当たり前のように言われたことを言われた通りに実践しています。

結構膨大な量(連語)から、

何を覚えるべきか?

どの表現は既に頭に入っているか?

それをちゃんと取捨選択しながら着手していました。

こういうのは小学生でも中学生でも同じです。

変わりません。

※だからこそ、早いうちにその習慣化をすべきだと私は思っていますが…

ということで、

普段の勉強がそのまま自身の伸び幅を決めるということを忘れず、

出来る子ほど沢山間違えているのだということを肝に銘じ、

勉強に取り組んで欲しいと思います。

頑張れ、キャンパス生!

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