本当にテストで点数を取りたいと思ってますか?
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さて、表題の件です。
昨日は中学1年生の通常一斉授業でしたが、
そこで英数共に実践問題を行いました。
その上で、ここからテストまでの残り時間をどうやって使って目標点数に到達させていくか?
それをしっかりと考えて欲しいという狙いもありました。
※ちなみに塾生は分かっていますが、国理社も今日行いますので保護者様方ご安心下さい。
で、昨日の時点での点数というのは私の中ではさほど意味がないので割愛しますが、
※昨日の点数ではなくあくまで「本番」で取れるかどうか?それが一番だからです。昨日は100点だけど、本番は90点…それでは誰よりも自身が悔しいですよね?一応ですが、昨日の時点の出来としてはまずまず…思いっきり想定の範囲内という感じです。
今日は昨日感じたことを…
当然1年生には伝えたわけですが、他学年の生徒でも当てはまる生徒がいるのでここに記しておきます。
①テスト範囲を軽視しすぎです!
昨日は英語の実践問題の後に、板書に問題を書いて追加で小テストを行いました。
内容は「曜日」と「月」の単語テストです。
何故か?
テスト範囲に「出しますよ」ってわざわざ学校の先生が書いてくれているからです。
テスト範囲を通じて、わざわざ「ここをやれば点数になるよ」って教えてくれているからです。
で、曜日と月のみの単語テスト10問程度で結果的に満点だった生徒は半数以下…
中には5割という生徒もいました。
「おいおい、塾で何を教えてんだ?」
そう思う人もいるかもしれませんが、
いやいや…
そこは絶対に自己責任です。
だって、
◆既に単語や曜日に加えて、1年生の新出単語は下敷きにまとめて配布してある。
◆その覚えからも提示し、その実践例も見せて、みんなで共有してきた。
◆既に4月時点でそこはテストして、絶対に覚えるべきことだよ?という話をして、全員合格している。一度は。
◆毎日毎日勉強の際にそれらの単語練習を自動的にやるような勉強方法になっている。
◆テスト範囲がいかに大切か?そこに書いている「出すよ!」という内容をやらないことが如何にもったいないことかを切々と話している。
私が言う「自己責任」という根拠はこれらです。
まぁ、他にもありますが。
よく「自分で考えさせます!」とか「私たちは教えません!」とか、
それを大切にしている先生もいるようですが、
私は考え方が異なります。
それは、最初に「型」とか「基本」とかがない状況で「考えなさい!」って言われても、
そんなん分かるか!
って思うからです。
自分なら(笑)
だから、その辺のやり方とか、ツールの作り方とか使い方とか…
その辺は細かに指導します。
絶対に。
で、その次のステップです。
自分で考え、不明点をより明確にして、質の高い学習に向かっていくというのは。
最初っからそれが出来てるなら、
そもそも塾に通う必要がないわけで(笑」。
いや、本当です。
それが出来ない、出来るようになりたいから塾に通うわけです。
そう…
だから、そこには徹底的にこだわらなければいけないと思っています。
こちらが提示することを100%やって欲しいということではなく、
まずは方法論を提示し、
それをいくつかのパターンを一緒に実践する場を設ける。
その中で、
自分に「ハマる」方法を見つけ、それをどんどんトライ&エラーで磨いていってもらう。
理想はこれです。
※当然全員がこの領域に達しているわけではありません。だからこそ、私も塾生もまだまだ「伸びしろ」があると思ってます。
さて話を戻します。
そういう想いから、経験から伝え、テストまでやっていた
「テスト範囲に必ず出すと書いてある単語」が書けない…
その状況を昨日の1年生はどう感じ、どう反省したかだと思います。
出すよ!って教えてくれるものを覚えないのなら、
点数を下げたいのなら、
いっそのこと勉強しない方が良いんです。
自分なりに一所懸命やっている…
そうは思っていても、
的外れなことをやっていては意味がないのです。
「点数に繋がるからこれをやれば良いんだよ」というアドバイスを素直に聞けなければ、それは厳しいんです。
部活も勉強も、いや仕事もそうです。
「自分なりに」
はあまり意味を成しません。
それは答案用紙も含め、客観的評価は他者(答案用紙)によって下されるものだからです。
今一度…
ここからテストまでの残された時間の学習は、
テスト範囲をしっかりと見て、
ポイントとなる部分をしっかりと見て、
そうして取り組んで欲しいと思います。
②悪い意味での慣れは容認できません。
そして、もう一つ。
春から今年の1年生は非常に楽しみな存在でした。
※過去形にしているという意味ではありません。今も楽しみな存在ですよ。
入学準備講座でも、春期講習でも、この代の子どもたちは
◆宿題に真面目に取り組む
◆言われた指示を素直に行動に移せる
というのが際立っていたからです。
ただ、昨日の実践問題でも…
演習後に、何も言われずにプリントの間違え箇所にを入れている子は半分以下でした。
春期講習期間にはほぼ全員出来ていたのに…
4月の一斉授業でもほぼ全員で来ていたのに…
ただ、対策特訓が始まり、
通塾に対しても中学校生活にも慣れが出て来て、早くも
初々しい、あの時の気持ち
を忘れてしまっているように私の眼には映っています。
〇つけが終わると同時に直ぐにテキストやプリントにはを入れる。
間違え直しをする前に、
何故間違えたのか?
そこをしっかりと、真剣に考えて、その原因をはっきりさせ、
必要があればその原因や関連知識、抑えるべき知識をまとめてから直しに入る…
そういう「当たり前の学習サイクル」が崩れているんです。
通塾が、勉強が惰性になってはいけません。
悪い意味での「慣れ」になってはいけません。
良い意味で、当たり前のように…
上記の学習サイクルが「習慣」的にこなせるようになっていけば、
それは必ずや自身の学力を引き上げていきます。
そう…
今こそ、中学校生活に様々な慣れが生じてくる今こそ大切なのです。
目の前の1つ1つの学習を、生活を大切にして取り組んで欲しいと思います。
※番外編その1
とはいえ、今週の中総体の振替休日期間…本当によく頑張っていた子が多かったです。1年生も2年生も、当然3年生も…テストまでの残り期間、最後の仕上げに全力を尽くして、自身が納得の結果を手に出来るように頑張ってください。
※番外編その2
火曜日の件を受けて、追試に向けて昨日も自主登塾して質問に来た小学6年生が複数いました。非常に良い傾向だと思います。自分なりに必死に考える。必死に考えて、不明な点は質問する。そうして理解に繋げていくというのは本当に素晴らしいことです。今日の追試も頑張ってください。