先生という仕事~長いです。すいません~

まずは…

4月28日に引き続き、2回目となった昨日の中学3年生保護者会へお越し頂きました皆様、有難うございました。

皆様ご多忙の中でお時間を割いてお越し頂けましたこと、心より感謝申し上げます。

説明会後も数名の保護者様と沢山お話をさせて頂きましたが、

◆昨日聞けなかった

◆もっと○○について知りたい

等御座いましたらお気軽にお申し付け下さい。

そして、本日が3年生保護者会最終回となります。

ご多忙の中で大変恐縮ですが、本日ご参加頂く保護者様方…

何卒宜しくお願い致します。

さて、話はタイトルの件です。

実は、今日の内容はどのタイミングで、どういう形で塾生や塾生の保護者様に公開していこうかずっと悩んでいました。

※メールを下さった保護者様には「ブログにもアップして良い」と3月にご快諾頂いていました。

アップの目的は、毎年同様のケースが自塾生において起こっているので、事前にそれを自塾生と保護者様にお知らせしておきたいというのが1つ…

そして、自戒の意味ともしかしたらこれを読んで何かをお感じになられる学校の先生もいらっしゃるのではないか?

そう思ったのが1つです。

じゃあ、その発信はどうするか。

キャンパスNEWSにすべきか?

それとも、外向きのブログにアップしていくべきか?

でも、学校の先生でも何かを…それを考えるのなら、やはり外向けにしていくべきじゃないかと…

昨日、ある保護者様とのお話でもそう思ったので今日で、ブログでアップすることにしました。

これからアップする内容は、昨年度の中学3年生のある生徒の保護者様とのやり取りの一部です。

内容は個人が特定できないように一部消去したりはありますが、編集したりは一切していません。

私が今日、この内容をブログにアップする目的は学校の先生の批判では決してありません。

誤解を受けるかもしれない内容のブログをこれまで書いてきたのは自分なのかもしれませんが、

基本的に私は学校の先生には敬意を持っていますし、素晴らしい方が多いと思っています。

が…

正直、「なんで学校の先生やってるんですか?」という疑問を抱かずにはいられない方も極々一部いらっしゃるのも事実です。

これはあくまで私個人の見解であり、他の方々も同様にお感じになられているとは限りませんが。

自分を棚に上げて何を偉そうなコトを言ってんだ?

お前はどれほどなんだ?

そうお感じになられる方がいらっしゃることも重々承知の上で今日のブログは書いています。

私は…

少なくとも塾生にも、保護者様にも「先生」と呼ばれるに値する人間ではありません。

至らぬ点ばかりですし、人格的にも経験知的にもまだまだ「若い」です。

が…

少なくとも、人生を左右する大切な、大切な時期にある小・中学生と関わる、責任重大な職務であり、それ故に非常にハードな仕事である。

そういう自覚は常々持っているつもりです。

そして、

かける言葉も考えて、(自分なりに)最適な言葉を発していかなければならない。

そう思っています。

厳しい言葉なのか?

優しい言葉なのか?

厳しい口調なのか?

優しい口調なのか?

確かにそれも大切なのですが、自分なり学び、経験として積み上げてきたものをフル活用して…

そうしてかけていくべきなのが「子どもたちへの言葉なのだ」と思います。

そして…

「勉強の指導」は確かに大切なのですが、それ以外の面…

例えば学校生活におけるその子の様子、表情、態度などなど、

「先生」と呼ばれる者は、そういうところにもしっかりとアンテナを張り、見て、声をかけていかなければならないのではないのか?

私はそう思っています。

前置きが長くなりましたが、改めて…

以下に転載するのは12期生のある保護者様から秋の進路面談後に頂いたメールです。

お忙しい中、面談して頂き、ありがとうございました。小さな希望の光が、小さく、少し、見えた気がします。

○○に、今日、優吉先生に伝えておくように話はしましたが、××の進路相談会は、××でした。ので、今日は遅刻なく登塾させます。

来週、しっかり聞いて来たいと思います。

担任の先生との三者面談で、酷く打ちひしがれてしまったので、もし。もし。いや。でも、もし、優吉先生に希望的な事を言われても、信じないようにしよう、逆に、更にまた打ちひしがれても、泣かないようにしようと、重い気持ちを引きづり、這うようにして面談に向かいました。

○○からは、「お母さん、テンション低すぎ…。」と。

現実の点数は、その通りなのですが。

でも、北高や中央高校を目標にして、(高い目標ですが)頑張って来たのに、

「市内は厳しいですね。今のレベルだと、男鹿海洋か、西仙北、もう少し近いところで、五城目か、普通科に拘らなければ、金足。…、男鹿海洋は、少し遠いから通うのは大変だけど、先生が担任した子で行った子がいるよ。まぁ、その子は漁師になりたかったからだけどね。」

(まだまだ続くのか?その話。面談時間20分で、まだ続けるのか?と、思い。)

「先生、ウチの子を漁師にするつもりはございません。」と、強制終了させましたが。

「新屋は可能性はゼロではないけど、350行かないと厳しいよ。伸ばせる?伸ばすなら今までの勉強法は変えないとダメだよ。まあ、先生も全力で応援するけど」

(【全力】って言葉って、そんなに軽かったでしたっけ?)

なぜ新屋に行きたいの?の、質問に、○○が、「大学に進みたいからです。」と、答えたときは、緩んだ口と鼻から短い息を吐いていらっしゃいました。

あとは、国学館の推薦の話でした。特進は無理だから、総合コースを受けて、早く楽になるのも良いんじゃないか。と。

私も、仕事していて、ため息の出るような事案にぶつかり、乗り越えられるか不安になる事もありますが、久々に、『心が折れる』って、そうそう、こんな感じだよね。ピッタリな言葉だな。と、しみじみ感じました。心って折れるんだな…。と。

最後に、「国学館の推薦は、今、考えておりません。」と言ったら、

「でも、もう一度、帰って考えが変わったら、すぐにご連絡下さい。」

「○○の今の顔を見る限り、お願いする事はないですね。」と言って、1月の三者面談で決める事で終わりました。

帰ってから、おとな気なかったかな。推薦受けた方が良かったのかな。と、また落ち込み…。

でも、優吉先生との面談を受けて、まだまだやれる事がある。いや、全然やれていなかったんだと、気づくのが遅すぎますが気づきました。中総体の時の体調不良がトラウマで、追い込みすぎないように気をつけていたのですが、改めてみようと思います。

帰宅後、○○とも話をして、頑張って自分を変えてみるチャンスなんじゃないの?と。1日何個、先生に質問に行く?という無茶振りな話もしました。

変化が出てくれると良いのですが。

変化する事で、良い方向へ進んでくれるとうれしいですが。

キャンパス21に通っていながら、結果が出せず、本当にすみません。私が勝手に、この塾しかない!と、意気込ん選んでしまったので。テスト日程のズレもあり、先生には余計な仕事を増やしているな…と、心苦しく思っています。でも、縁あって秋田に住んで、キャンパス21が秋田にあって。良かったな、と、思います。

高校受験がどんな結果で終わろうとも、私達の受験の思い出は、間違いなく、一生、キャンパス21の話になります。優しい鬼塾長と先生達。講師の先生については、○○の話なので本当かは分かりませんが。

申し訳ございませんが、もう少しの間になりますが、これからもご指導を宜しくお願いします。

とにかく、言われた事はやる!今日からまた頑張ります。長々とすみません。

この面談の際に、私が問題視したのは2点です。

まずは「新屋も厳しいよ」という先生の意見の根拠です。

※ま…その時期で350点取れてれば中央以上は超合格圏内というのが私の見解です。

確かにその時点で中央、北は厳しい状況でした。

が、高校入試においてはラスト3ヶ月で劇的な形勢逆転がおこることもあるのも事実です。

※絶対に起こるとは私も思っていませんが。

加えて、その形勢逆転に持ち込む子がキャンパス生は多い…

私はそこは確信を持っています。

加えて、その時点での実力の点数、模試の偏差値から考えても、私は十分に可能性があると思っていました。

よって…

①1月に併願を確保しておいて中央か北

②1月に併願を確保しておいて新屋

どうしても不安ならば専願…

でも①か②か…

このどちらかで良いのではないでしょうか?

正直、私立推薦で出す必要は絶対ありません。

併願で受かりますから、ちゃんと。

聖霊でもちゃんと受かります。

なぜ国学館を出しているのかは私にも理解不能です。

ただ、その最終選択をどこにするのか、出来るのかは〇〇次第です。

ね、〇〇…

「頑張ってる」のは分かる。

いや、本当に先生は○○の頑張りを1年生のときから見てきて、よくここまで頑張ってきたって本気で思ってる。

何回も何回も追試になって、

何回も何回も悔しい想いをして、それでも投げ出さずにここまでやってきた。

だからこそ、今こうして現実的に公立だって選択肢に入れられる状況にいるって先生は思ってる。

でも、入試はね…

それだけじゃだめ。

残念ながら「頑張った」だけでは合格はならなくて、ちゃんと入学に値する点数を取れないといけないんだね。

じゃあ、ここまでの勉強で…

というのはその面談の際に私が話したことです。

※記憶を頼りに書いているので一言一句違うわけではありませんが、大体はこの通りのはずです。

私が「新屋は十分狙える」というのには当然根拠がありました。

1つ目は実力テストです。

過去の数値、他中の生徒との比較でも十分合格圏内にいました。

※実際、その面談時期にほぼ同じ点数だった生徒が西高、新屋に合格しました。

もう1つは模試の偏差値です。

彼女の教科の特性上、社会と英語はある程度計算できる。

でもって、その2教科は比較的当日安定して計算できることを考えても、十分可能。

これが私の見解です。

でも、学校の先生はそうじゃなかった…

加えて、彼女の必死の努力、陰でしていためちゃめちゃな努力に目を向けようともしなかった…

これが事実だと思います。

※学校の先生は私たち塾講師に向けて、そこが見えずらいという側面は絶対に有ります。教科担当の先生のやり取りを十分に出来る時間があるわけでもないでしょうし、本当に激務でしょうから。だとしても、その先生は○○の気持ちを、努力を全く見ようとしていなかった…私はそう思います。

でもう一つの問題点…

それは学校の役割を考えた時に、やはり面談はその子の気持ちに寄り添ってなんぼじゃないのか?

ってことです。

確かに、誰だって生徒の不合格は見たくないですし、合格可能性が高い方を勧めると思います。

私もそこは十分に理解できます。

が…自分がやりたいことがない学校に行っても苦しいのはその子自身です。

苦痛以外の何ものでもない3年間になる可能性だってあるわけです。

※やりたいことがその時点でなければ(地方の場合)「とりあえず公立」というのはありだと思いますが…

その子は…明確に自分がやりたいことが決まっていました。

その為に3年間勉強をがんばったと言っても過言ではないんです。

でも、面談でそれを無下にされた…

これが中学3年生にとってどれだけ辛いことなのか?

私はそう思います。

先生という仕事は沢山あります。

弁護士

お医者さん

政治家(笑)

学校の先生や保育園、幼稚園の先生

そして、私たちもそう読んで頂ける仕事をしています。

この中で資格が要らないのは我々塾講師だけです。

※まぁ、一応政治家もですが。

ですから、私のような無資格人間が何を言ってもたわごとなのかもしれませんが、

でも思います…

子どもたちから「先生」と呼ばれる仕事をする者は、

目の前にいる一人を大切にしなければならない。

子どもたちに媚びてはならないし、

厳しく言うべきは言わなければならない。

でも、その後のフォローも怠ってはならない。

勉強を教えるのも勿論だが、

生活面にも気を配らなければならない。

子どもたち一人一人が快適に生活出来るような環境を作らなければならない。

はい…

随分身分不相応な偉そうなことばかり書いてきましたが、

まずは私自身が…

もっともっと成長していけるように頑張りたいと思います。

という、無難な結びで終わります。

さて、お仕事ガンバリマス。