言われたことをやることの大切さ

昨日は小学生英語教室と中学3年生の一斉授業日でした。

どちらも共通の課題が見えたので、ちょっとここでも書いておきたいと思います。

◆英語教室

いよいよ前回授業から中学1年生内容の鬼門ともいえる「3単元」に突入しました。

ここはとにかく「主語がどれか?」の見極め、そして「3人称単数とは何か?」の理解が大切になってきます。

故に、今年度の英語教室も、ずーーーーーーーーーーーーーーっと主語と動詞を意識させ、

授業内でも必ず共通の印をつけて、

「この文章の主語は何?」を繰り返し繰り返し聞きながらやってきたわけです。

ただ…ここまでの単元がそれで通用するものだったこともあり、

毎週の確認テストでも主語と動詞にしっかり印をつけて解いている子はSろうのみ…

だから、例え確認テストが不合格のときであっても、

Sろうだけが主語と動詞に印をつけてやっている。

これはたとえ不合格だったとしても、本当に素晴らしいことだから、みんなもやらないといけないよ。

でないと、ここから先に必ず躓くからね?

そう言い続けてきました。

ここまでが主語について。

で、もう一点の人称の判別について。

こちらは前回授業で最初に説明をして、とにかく発問攻撃で判断をさせる練習を繰り返しました。

私達は?→1人称複数!

私のお母さんは?→3人称単数!

あなたたちは?→2人称複数!

健一と彼女は?→3人称複数!

このあたりまでは全員が答えられるようになった時点で、

一般動詞の文のとき、主語が3人称単数だったら名詞の複数形にするときのルールとほぼ同じルールで一般動詞にSを付けるよ?

エスエックスシッチョーオー!

だったよね?

で、一気に例文で発問しながら練習し、前回の授業はある程度の理解度まで到達して終了。

ただ、当然ながら…

それで良しとなるわけはなく、そこからテストまでの練習をしっかりと積まないと理解には繋がらないわけです。

加えて、先週の月曜日は合宿絡みで英語教室もお休みでしたので、

2週間の練習期間を取れるように授業計画も全て考えた上でのこの2週間だったわけですが…

結果的に昨日のテストは全員不合格でした。

理由はいくつかあるわけですが、

まずはここまで暗記のみで対処してきた子が、3単元のルールが増えたことにより対応しきれなくなってきたこと。

そして、やはりと言いますか…

練習の段階で主語と動詞の印付けをしている子が皆無であったこと。

加えて、2週間という猶予を逆の意味で捉えてしまい、明らかにテストに向けての準備に不足があったこと。

具体的には、「まだ2週間ある」と勝手に思い込み、

いざテストに向けて勉強を開始したころには前回の授業内容をすっかり忘れているという、

何度も何度も「絶対にやってはいけないよ!」と言われたことをやっちまったパターンです。

※これ、「やるな」と言えばそれをやるし、「やってね!」と言えばやらないのです…反抗期ですか?盗んだバイクで走り出しちゃうパターンですか??

よって…

それら全ての状況を踏まえて英語教室生には話をしました。

こうやりなさい!と言う指示を素直に実践することがどれだけ大切なのかも懇々と諭したつもりです。

あとは、木曜日の追試に向けて必死にやってきてもらうのみです。

そこでしっかりと合格し、理解を深めてくれれば・・・

残す山は冬休み直前にやるcanと現在進行形のみです。

覚えるべきを覚えることも大切ですが、全暗記では無理!

文章を読んで理解して単語を並べていく!

ここをしっかりと意識して練習してきてほしいと思います。

◆中学3年生

今日、明日の実力テストを控え、昨日の私の担当は国語の過去問演習でした。

がその前に…

そういう「実力テスト直前」として、雰囲気が余りにぬる過ぎたので、その点に関して授業初めに言いました。

同じフロアでは、定期テストに向けて既に2年生が必死に勉強している。

同じ教室でも、目の前に迫ったテストに向け、必死に勉強している子がいる。

というのに…

いつまでもペチャクチャペチャクチャ…

いつまでもワイワイガヤガヤ…

アホか?

そう思わずにいられませんでした。

実際、やっているのは結果を出してきている子たちです。

「そんな直前に何をやったって変わらない」

「リラックスして時間を過ごした方が良い」

そんなん、必死に勉強したことが無い人か、私の想像でははるかに追いつけない天才しか言えないと思います。

何もご飯も我慢して、睡眠時間も削って…

そんなことを言ってるわけじゃありません。

ただ、テスト直前の数日位、時間を惜しんで勉強に本気で向かえませんか?

そのぬるい、甘すぎる自分の認識にいつになったら気付けるんですか?

そういう話をしているんです。

見るべきです。

結果を出している連中がどういう時間の使い方をしているのか?

気付くべきです。

結果を出している連中は、なぜ結果を出しているのか?

加えて、授業内容もそうです。

春休みにもやった。

夏休みにもやった。

通常授業内でも2回ほどやった。

しかも、基本中の基本の文法問題。

それをなぜ当たり前のように間違えてへらへらしていられるのか?

出る可能性が高いから授業でも扱っている…

これも毎回言ってます。

で、実際模試や実力テストでも出てきている…

というのに、未だに連体詞に気づかず文節を区切れない子が多数…

なぜこうなっているのか?

それを本気で考えないといよいよマズイです。

出るって言われているのに、

絶対に覚えなきゃいけないよ!って言われているのに、

やらない…

なんで?

どうして?

Why?

時間がない…

のはみんな同じだし、出来るようになっている子はそれをやっているから前進してるんです。

時間がない…

なんて言いますが、本当ですか?

携帯いじってる時間があって復習する時間がない…

そんなギャグみたいなこと言いませんよね?

ということです。

今日、今頃必死に問題と向き合っている子もいるでしょうが、

ほっと一息している余裕はないんです。

直ぐ迫ってくる定期に向けて、

月末の模試に向けて…

やるべきことに全力で取り組んでほしいと思います。