質問の質

10月下旬から、11月の定期テストに向けて対策講習を行います。
中学1年生のみ外部募集を行いますので、ご興味御座います方は是非
こちらをご覧ください。

まずはお礼から…

そら、そらママさん。温かなお心遣い有難う御座いました。

昨日いた小学生皆にそらが配ってくれましたが、こういうとこで学年を超えたつながりが少しずつできるのはやはり嬉しいものです。

そして、それに対して「ありがとう」と…

自ずと言葉が出てくる子供たちになってほしいと思います。

さて、タイトルの件です。

今年の3年生は、一定数は去年から…

いやある意味では1年生のときから受験生並の意識で勉強している子たちがいました。

そして、そんな様子を見て頼もしく思っていたのですが、

あっという間に受験生になった今…

やはりその意識、勉強の質に磨きがかかっています。

例えば表題の質問の質ですが、

「せんせー、この問題ワカリマセン」という質問は持ってきません。

分からない問題の解説を読み、不明なポイントを聞きに来ます。

先日もマリオが解説をもって、

先生、今質問イイですか? ←今年の3年生、自然とこれを言える子も多いです。

この問題で、解説では

650x+1040y×0.4+940y×0.6-500x-800y=97800

ってあって、

650x+1040y×0.4+940y×0.6

までは分かるんですけど、なんでここで

-500x-800y

って式が出てくるのかが分かんないんですけど…

と来ました。

そうなると、私は「そこ」に関しての説明をすればよいだけになります。

どれ、問題見せて…

あー、これねー

650x+1040y×0.4+940y×0.6

って売り上げを表してるじゃない?

それは分かる?

でね、この問題ってあくまで「利益が97800円」って書いてるから、

そうすると売り上げから仕入れを引かなきゃいけないでしょ?

利益って売り上げ-仕入れ値なんだから。

だから、500円のマフラーと800円のマフラーの仕入れ値を表してるから、

それを引かなきゃないじゃん?

それで-500x-800y

まぁ、別の書き方をすれば-(500x+800y)になるけど…

分かる?

これにて終了…

ここで大切なのは「自力で解こうという姿勢でその問題に挑んだ」ということです。

それが学力の差にもなるわけですが、

問題を見て見ていて気持ち良いほど諦めが早い子もいれば(笑)、

じっと考え、問題分を何度もペン先で追っては、あれこれメモをしながら考え、

それでだめなら解説を読んで、それでもだめなら質問に来る子もいます。

前者は「何とか解こう」という意識があまりに軽薄なのに対し、

後者は「何とか解こう」という気持ちでその問題に向き合っています。

こういう差の積み重ねがどれだけ大きくなっていくか…

想像に難くありません。

で、やはり諦めの早い子は問題文にスラッシュもなく、印付けもなく、

きれーーーいなままで質問に来ます。

「せんせー、この問題ワカリマセン…」

と(苦笑)。

中学生はよく「あいつは天才」という言葉を使いますが、

少なくとも私はキャンパスを開塾して13年…

「この子は天才かも…」

と感じる子には1人しか出会ったことがありません。

ただ、学力が高い(高くなっていった)子は何人もいます。

そして、そういう子たちに共通しているのは、

「最初から出来ているわけではない」

ということです。

皆1つ1つの問題と真剣に向き合い、覚えるべきを覚え、

そうして出来る問題を増やし、解ける問題レベルを上げていったのです。

簡単にあきらめず、例題や解説を読んでよく考える…

言葉にすればとても簡単そうですが、口で言うほど簡単ではありません。

だからこそ、そういう過程を踏んで勉強できるように・・・

意識面も向上させられる様に指導に努めたいと思います。

さて…今日は午前中に保育園の参観があり、

出社後は佐久間T、史人Tと合宿関連のミーティングをこなし、

何やかんやで気づけばあっという間にこんな時間です。

◆来週の合宿

◆対策特訓

◆受験生三者面談

◆冬期講習の時間割(←3年生分は昨日完成!)

◆通常授業関連の準備

◆各種添削

どれも塾生一人ひとりに関係する大切な業務ですので、

惰性にならぬように…

こなしていきたいと思います。

おし…がんばろ!