時間を作るという意識

まずは、昨日の中学2年生部保護者会にお越し頂きました皆様…

ご多忙の中でお時間を頂戴し有難う御座いました。

至らぬ点が多々ある中でも皆様には真剣にお話をお聞き頂き、本当に感謝しております。

本日も2年生部第2回が御座います。

ご参加頂けます保護者様方はお気をつけてお越しください。

さて…

中総体まで一ヶ月となり、各中学の部活動もかなり熱が入っているようです。

※ただ、いくら何でも部活終了が19時過ぎるのはどうなんだって、僕は思います。「お前こそ、塾で22時30分まで授業なんて何考えてんだ!」という声が聞こえてきそうですが(苦笑)。

当然、帰宅時間も遅くなれば自分の「時間」は減ります。

部活動による疲労もありますし、行動が遅くなるということもあり得るでしょう。

それにより、宿題も手つかずになり、結果的に塾で居残りになってしまう…

そういう悪循環に片足を突っ込んでしまっている生徒も少なくありません。

で、ここで中学生考えて欲しいことは、やはり時間をいかにして作るか?ということです。

僕も、塾生も、みんなの家族も、1日24時間というのは変えられません。

限られた時間を如何に有意義に使うのか?

限られた時間を、どういう優先順位で費やすのか?

それを今一度考えて欲しいのです。

例えば(塾が無い日)…

帰宅時間が20時だとして(当り前のように書いてますが、中学生が部活で20時帰宅ってすごい話だと思いますが)、

そこからダッシュでご飯を食べて、お風呂に入って21時。

で、寝るのが23時半だとしても、冷静に考えて2時間以上は時間があるはずなんです。

翌日の学校の準備時間を考えてもです。

でも、多くの中学生が言います。

「時間がありませんでした」

「部活が忙しくて」

本当ですか?って。

僕はそう思います。

※部活に関しての私の見解は後述します。話がややこしくなるので。

時間が無いんじゃなくって、作る気が無いだけでは?

だって、繰り返しますが…

帰宅して20時で、就寝時間が23時30分だとして、どんぶり勘定で2時間30分。

ご飯とお風呂で1時間。

学校の準備に10分。

それでも、2時間20分あるのです。

にも関わらず時間が無いのは何故か?

無駄が多いから

だと思いませんか?

例えばご飯も、さっさと食べればよいのに…テレビを見ながらだらだらと。

例えば即勉強を開始すればよいのに…携帯電話を手にしてだらだらと。

何度も繰り返します。

恐らく時間は「ある」のです。

でも、色々と言い訳をして「ないことにしてしまっている」のではないでしょうか?

時間を作る為の最終手段は「睡眠時間を削る」ことです。

ただ、それをせずとも、無駄な時間を削ることでいくらでも時間はねん出できるのではないでしょうか?

僕は頻繁に塾生に言いますが、人間に唯一平等に与えられているのが「時間」です。

容姿も、性格も、世帯年収も…皆同じではないのです。

でも、時間だけはみんな、みんな平等に与えられています。

そして、社会に出る前の学生について言えば…

大半の人はどれだけ勉強し、どれだけ学力を高めたかでその後の人生の選択肢が広がります。

そう…

今勉強に時間を費やし、己を高める努力をした人間は己の人生の選択肢を広げる可能性が高くなります。

今好きなことに時間を費やし、たわいもないやりとりに喜びを感じる日々を過ごせば、己の人生の選択肢は自ずと狭まっていく可能性が高くなります。

全ては、自分自身にかかっているのです。

今、何かのせいにするのは簡単ですが、

結局はその責任を取るのは、そこに派生する未来を受け入れていかなければならないのは自分です。

時間が無いのではない。

時間を作るという意識が欠けているのかもしれない。

そう考えて、今一度自分の生活を見直してほしいと思います。

追記 部活に関して

基本的には僕は部活動には賛成派です。

何度もこのブログでも書いてきましたが。

その理由は、勉強ではなく部活動から得られるものがあると思っているからです。

それは技術の習得であったり、体力的な成長であったり、他人への配慮だったり…

ただ、総合的に考えて部活が勉強よりも大切であると思ってはいません。

そんなん、考えなくとも分かるわけで、義務教育とは「勉強」が第一目的であり、「部活」ではないのです。

それは恐らく顧問の先生方も分かっていると思います。

実際に、自分の周りで「勉強」と「部活」と、どちらがその人の人生に影響を与えたのか?

加えて、仮に「プロになった」としても、勉強を怠ったが故にセカンドキャリアでこけてしまい、寂しい人生を歩んでいる人だって少なくないのです。

プロを目指すのではないのから、部活をするのはナンセンス…

そういうことではありません。

繰り返しますが、僕も部活動から学んだことは沢山ありますし、それを通じて沢山の友人も出来ました。

今尚、趣味でフットサルをできるのも、当時自分なりにサッカーに本気で取り組んだからだと思います。

ただ、部活動としての「度」を超えている…

そう思うことも少なくありません。

中には、「こんなに部活に時間を費やしたくない」と思っている子だって少なくないかもしれません…

そう考えると、「部活動」から「課外のクラブ活動」という枠組みをもっと整備しなければならないのだと思います。

あと、もう一点…

これも「お前が言うな」という声が聞こえてきそうですが、

少なくとも「技術面」における最低レベルの競技力。

そして、小・中学生のスポーツ指導をするに値する「人格」。

部活の時間だけ延々と長くするのではなく、限られた時間の中で競技力を向上させる為の「知力」。

※限られたと言っても、18時30分に部活終了したとしても、毎日2時間以上は与えられているわけですが…

大会を観戦に行って、そういう「指導力」にあまりにも欠ける顧問の先生も極たまに目につきます。

一体、部活を通して子どもたちに何を教えたいのか?

それが分からないのです。

時に厳しい言葉も必要でしょうが、厳しい言葉というよりも「罵倒」だったりするわけで。

試合なのに、思いっきり選手が委縮してしまっているわけで。

そんなん…普段のプレーをできなくしているのは誰なんですか?って話で。

いや、大半の先生は自分の生活を、時間を犠牲にして子どもたちの為に尽くされていると思います。

ただ、塾生の試合を見に行って悲しくなることがあるのも事実です。

部活動はあくまで部活動であること。

顧問(コーチ、監督)は、何のために子どもたちを指導しているのかを考えること。

そういう当たり前のことを、みんなが今一度考えられたら良いのに…

そんな風に思います。