あれもこれも…それが受験生

春期講習7日目が終了しました。

授業、講師研修に新年度の準備と非常に充実した時間を過ごせています。

そして…日替わりで登場する卒塾生(笑)。

今日の卒塾生は初代たろきちでした。

今度は事前告知をお願いします<(_ _)>

さて、そんな中でのタイトルの件です。

全体的な意識の向上は見えるものの、まだその実践度合いに開きがある3Aクラス…

いや、よく頑張っていると思いますよ、社交辞令でなく。

ただ、「分かっている」と「やれている」との間にある大きな差をもっと自覚しなければならないとも思います。

この春期講習だけでも、結構な単元を復習しましたし、数学に関しては乗法公式まで終了しました。

英語も受動態、加えて今週末で現在完了までいきます。

当然、授業内での理解を定着に繋げるための復習だって必要になります。

そうすると…

「数学の計算練習も必要だし、英語の過去分詞のテスト勉強もやらなければならない。加えて、今日に至っては国語も2日に1題はやれって言われるし、理科社会の復習も…」

ってなるわけです。

そうですね…大変です。

あれこもこれもやらなければならないのか?と。

でもね、そうなんです。

あれこもこれもやらなければならないのが受験生なんです。

だって…

5教科3年分の内容から出題される高校入試。

だって…

自身が望む高校へ進む為の高校入試。

なんですから。

でも、今一度冷静に考えて欲しいんです。

毎日実施しているサヨナラテストでも、10分でどれだけのことができているのか?

僕がとりあえずこの春期講習で言い続けているのは、

◆計算練習を疎かにしてはいけません

◆その日の学習を復習する時間を必ず設けなさい

◆過去分詞の単語テスト勉強をしっかりやりなさい

こんなもんです。

実際、関数の復習でもやり方は分かっても計算が合わない、計算で間違うという現象が多発しましたよね?

そして、乗法公式でも、公式が混乱してしまうことも経験しましたよね?

で、僕がそれに対して言ったのは「毎日15分、20分でいいから集中して計算練習する時間を設けようね」ってことだけです。

その日の復習も同様で、2時間も3時間とは言ってません。

※現状によっては毎日2,3時間どころかもっと必要な生徒もいます。

過去分詞のテストにしたって「短期間で覚えなさい!」ってことではないので、数週間前には告知していました。

ちなみに…

アルファベットとローマ字からスタートした新中1は、明日2グループに分け、それぞれ「40問テスト」と「80問テスト」に挑みます。

どちらがきついと聞かれれば、確実に新中1の単語テストの方がきついです。

特に、春期からの参加生…

英語を習い始めて8日で単語40問をテストします!って言ってるんですから。

※しかも、出題が40問ってだけで、範囲はもっと広いです…

ただ、彼ら・彼女らは「それが当たり前」と思って必死に頑張っているわけです。

単語帳を作ったり、自分で問題を作ったり・・・

あれこれ試行錯誤して、愚直に練習している子が沢山います。

話を戻すと、今から中学校生活をスタートさせる1年生がそれだけのことをやっているのだから、

受験生である中学3年生は当然大変なんです。

ただ、そんな大変な中で必至こいて頑張るから、君自身が成長していきます。

大変な中で努力をするから、得るものだって大きくなります。

受験勉強ですから、そもそもそんなに簡単なわけがないんです。

今は苦しいかもしれませんが、今は大変かもしれませんが、

そういう苦しい努力こそが己を成長させてくれるのです。

部活でもそう…

楽しいだけの、ちょっとだけ疲れるだけの練習では上手くなりません。強くなりません。

地味な、きつい、辞めたくなるような練習を継続することで確実な技術を身につけ、強くなっていけるのです。

ということで、明日は8日目…

明日も実りある1日に出来るように頑張っていきましょう。