新年度に向けての課題②

まずは…

昨日で平成28年度春期講習の説明会全日程を終了しました。

お忙しい時期に沢山の生徒さん、保護者様にお越し頂けましたこと、心より感謝申し上げます。

有難う御座いました。

明日からはいよいよ春期講習が開幕です。

※余談ですが、新年度は今年高校を卒業した卒塾生を3名講師に迎えいれます。その3名も春期講習から「生徒」から「先生」への一歩を踏み出します。

僕らのすべきことは1つだけです。

参加生の学力向上の為に全力を尽くす

その為に全ての授業に全力を尽くしたいと思います。

さて、明日からは恐らく春期講習関連内容の記事が続くことになると思いますので、

新年度に向けての課題続編を…

春期講習のガイドブックにも記しましたが、僕はこの1年で「自立学習」への大転換の基礎を作りたいと思っています。

勿論、これは一気に全員ということではありません。

正直、現状で自分で目標設定をして、それに沿った計画を立案し、実践していくという段階に無い生徒もいます。

それは悪いことでは無く、それが可能な段階に出来るだけ早く引き上げるようにこちらが指導していかなければなりません。

物事には順序があるわけで、現状だってみんな同じではないのだから…

だから、自分なりの前進を続ければ良いだけです。

※これは必要以上に個人に合わせるということではありません。あくまで定期テスト、高校入試いずれをとっても「ここに合わせてテストの問題が作成される」なんてことはアリエナイわけで…自分があわせていかなければならないわけですが、その過程において一気にワープする方法はないということです。

よって、まずは段階的にグループを作成し、出来るだけ「生徒主導」の学習が出来るようなサポートをしていきます。

これも、誤った見方をすると「手抜き」に感じる方もいるかもしれません。

が、違います。

※本当の手抜きでやっている塾講師もいるかもしれませんが。

今までは定期テストの度にTODOリストを作成、塾主導で対策メニューを組んできましたが、

まずはこれを完全に「生徒主導」でテスト勉強を進めるグループを作ります。

ここはまだ検討中ですが、目安は「定期で450点以上、学年上位1割以内」
でしょうか…まずは。

で、必要な生徒には当面はTODOを作成し、それを徐々に、部分的に生徒が自分で計画を立ててやっていけるようにサポートをしていく…

こういうイメージです。

これ、TODOリストが無くなったら塾の仕事が楽に…

なりません。

逆に、生徒の現状把握と随時チェックが今まで以上に大変になります。

これを全て生徒任せにするのは「自主性を育てる」のではなく「放置」というわけで。

今までずっと考えてきたことではありますが、

それを本気で覚悟して実践に踏み出す1年に…

そう思っています。

今年の入試は、本当に本当に沢山のことを学びました。

今まで気づけなかったこと、甘かったこと、驕り…

そういうもの全て、修正すべきは修正していきます。

そして…

その自立学習を身につけて欲しい一番の目的は塾を巣立った後のためです。

勉強は高校入試で終わりません。

いや、それどころか、本当の勉強が始まるのは高校入学後だとも言えます。

新年度も「志望校合格率100%」という目標を掲げ、その為に走っていきますが、

仮にそれが達成されればそれで万事OKなのか?

いや、違うな…と。

昨日もそうですが、連日卒塾生が顔を出しに来てくれたり、進路報告に来てくれています。

そういう塾を巣立った子たちが、

「志望校には合格したけれど、その後の進路が思い描いていたものと違う」となってはいけないのだと。

そう思います。

しっかりと自分で考えて、計画を立てて、勉強する…

当り前のことのようですが、これをしっかりと身につけて高校へ送り出せなければ、

小・中学生専門の塾としての務めは果たせていないのだと。

そう思います。

ということで、生徒の自主性をもっと引き出して、自立した学習を出来るように…

それも新年度のテーマに掲げて子どもたちと頑張っていきます。