平成28年度高校入試結果途中報告

まずは、平成28年度の高校入試合格発表が今日行われました。

結論からですが、僕の力不足が原因で念願の高校へ進めない生徒を複数出してしまいました。

途中で志願変更をした生徒も含め、第1志望校の合格率は75%を切ってしまいました。

綺麗ごとではなく、11期生は本当によく頑張ってくれました。

去年の4月の状況では到底出願すら厳しい高校へを受験した生徒もかなり多かったです。

勿論「無謀」ではなく、十分それに値する成長をし、資格(点数や志望校判定)をもって当日の試験に向かってくれました。

ただ、念願を叶えられない生徒を出してしまいました。

足りなかったのは、

私の指導力。

この一言に尽きます。

それでも、学習塾という看板を掲げる以上、良い時は数値を発表し、悪い時は非公表では話の筋が通りません。

また、自分自身が「結果にこだわる」と塾生保護者様方にお話しています。

ただ、詳細の発表だけは

◆個人の特定につながる可能性が有ること

◆まだ進路が確定していない生徒もいること

という事情から、もう暫くしてからこのブログ上でも公表します。

確実に言えることは、

開塾以降、最大人数の念願を叶えられなかったということです。

特に秋田高校…

いずれ分かるので、一部オープンにしますが、受験した生徒の半分以上が悔しい結果となりました。

模試でB判定が続いていた生徒も、

実力で450前後に到達させて挑めた生徒も…

加えて、自己採点でも「まずまず」だった生徒も。

正直、自分自身、塾生の自己採点結果と合否結果にあまりに相関性が見られないので、かなり戸惑いました。

そんな冷静さを欠いていた16時以降…合格の報告にわざわざ来てくれたのに、

対応がかなり素っ気なく感じてしまった生徒も保護者様もいらっしゃったことと思います。

本当に、本当にごめんなさい。

合格を心から祝福しているつもりでしたが、今考えると本当にダメダメでした。

ごめんなさい。

私にとっては、毎年ある高校入試でも、11期生には人生で1度しかない高校入試でした。

その1度きりの入試で、

念願叶えた生徒にも満足な祝福が出来ず、

念願叶えられなかった生徒には力になれず…

本当にごめんなさい。

ただ、2つだけ。

まずは、来年です。

絶対に100%を達成します!とは言えません。

実際、過去11年にわたって実現できていませんので。

でも、あらゆる面で今年以上に考え、今年以上に工夫し、今年以上に成績を伸ばせるように全力を尽くします。

必ず。

そして、もう1つ。

今日、念願叶わなかったにも関わらず…

直接報告に来てくれた子へ。

本当に、本当に有難う。

電話で報告をしてくれた子へ。

苦しいのに、明るく振る舞って報告してくれて有難う。

保護者様を通して報告してくれた子へ。

苦しいのに、自分ではできなくても、保護者さんを通して報告してくれて有難う。

今までもそうだったように、本当は授業の前後に直接伝えたいところだけど、

それはもうできないから、このブログで最後にもう一度だけ…

11期生全員に、先生の偽らざる本心を、卒塾式でみんなに伝えたことを一部ここで繰り返しになるけど、載せておきます。

2つだけ、君たちに最後の話をさせてもらいます。
 
まず、1つ目です。

8日の入試本番を終え、不安な日々を過ごしている子もいるでしょう。勿論、私も不安な気持ちでいます。

この一年、私は君たちに「結果にこだわれ」「点数を上げることを第一に考えて勉強しなさい」こういう言葉を繰り返し伝えてきました。

でも、その真意は

「その結果を出す過程において、沢山の学びを得てほしい」

「結果を出す為に努力するから、身につくものがある」

こういうことを知ってほしいというのが一番でした。
 
頑張っているのに成果が出ない時に流した悔し涙。

頑張っているつもりなのに親御さんに言われる「本気でやってるの?」という突き刺さる言葉。

時には「なんでこんなことやってんだろう?」と思うことがあったかもしれません。
 
でも、これから君自身が気付いていくはずです。

あの涙は、努力は無駄ではなかった。

結果が出ない中でも必死に葛藤し、頑張ってきたことに価値があるのだ、と。

君たちは受験勉強を通し、今後の人生において活かされる、素晴らしいかけがえのない経験を積んできたのです。
 
そんな経験を積んできた君たちの時間が、苦労が…

たった5時間に満たない試験時間の、

たった5枚の答案用紙だけで測れるわけがないのです。
 

合格したら、その選択が正しかったといえるのか?
 
不合格だから、その選択が誤っていたといえるのか?
 

違います。
 

君らが本当に苦しい中で頑張っている日々を、苦悩している姿を、誰よりも近くで見てきた僕がこんなことをいうのは不謹慎であり、

私の立場上無責任なのかもしれませんが、自信をもって断言できます。
 

高校で人生は決まりません。
 
 
6日の日の決起会でも君らに伝えたように、

その選択が本当に正しかったかどうかわかるのは、5年後、10年後です。

未来は君の力で変えていけるのです。
 
今日から、また新たな目標に向かって、もっともっと己を磨いていけるように勉強に向かってください。
 
そして、10年後、20年後…
 
仕事の愚痴ばっかり口にするような、

誰かのかげ口ばかり口にするような、
 
そんな大人になるのではなく、

君たちに子供ができた時に、愛するわが子に胸を張れる自分になれるように、成長していって下さい

責任回避をしたいわけではありません。

この結果の責任は全て私です。

結果が出た今、本心でそう思っています。

でも、卒塾式で話したこの言葉も本心です。

高校で人生は決まりません。

僕の中学時代の友人でも、

僕より優秀な高校に行った人間は何人もいます。

何人も。

でも、僕は断言できます。

今、その僕より優秀な高校に行った友人よりも幸せです。

高校も推薦入試で不合格を経験しました。

大学も推薦入試で不合格を経験しました。

でも、そういうその時は「痛かった」経験が自分を確実に成長させてくれたと思います。

だから、まずは3年後です。

「あの経験があったから今がある」と言える様に。

「あの経験があったから、高校でこんなに頑張って勉強して、結果的に○○大学に進学できた」と言える様に。

そうなれるように、頑張ってほしいと思います。

前を向きましょう。

「あの経験があったから今がある」と言える様に、また今日から頑張りましょう。