キャンパス的「賢い塾の選び方2016」ラスト

秋田県高校入試一般選抜まであと7日…

まずは、お礼からです。

Mと(カツオ)ママさん…わざわざのお心遣いを有難う御座いました。早速昨日受験生全員に渡しました。女子生徒には大盤振る舞いで2つずつ渡し、それを切なそうな目で見つめる男子生徒(まっちょ君)の表情が印象的でした(笑)。あと1週間、宜しくお願い致します。

さて、では続編を…少しでも参考にしてくれる人がいるかもしれないということを信じて書こうと思います。ただ、時間的余裕もないので、今日で3つ挙げて、それでこのシリーズを完結したいと思います。

◆「成績保証」は十分に確認を
 
 これに関しては、私自身この制度を採用したことがありませんし、今後採用することもないと思いますので、これまでそういう塾に通っていたという生徒さんの話と自分だったら…という仮定での話です。
※以前、「講習会の内容にご不満の場合には講習会費用は頂きません!」という特典は2回ほど(確か)やったことがありました。ただ、その時も費用は払いませんという方はいらっしゃいませんでしたし、逆に「不満だったので料金は支払いません」とは、逆に自分が消費者の立場だったら言いづらいよな…と思い、やめました。私自身は「覚悟」としての発信でしたが、「内容が不満だったら料金を頂けない」という思いで授業をしたわけでもありませんでしたし、いつもそういう覚悟でやっているというのが正直なところですので、その特典もそれ以降はやめました。

◆成績保証には「制約」があることが多い(そうです)

 以前、転塾で当塾に来られた方の話では、「成績(点数アップ)保証」に関しては、条件があるということでした。例えば、「週の授業回数が〇回以上で」とか、「宿題をやって来ない回数が〇回以上の場合は適用外」とか。加えて、その保証にも「返金保証」と「無料補習」等、タイプがあるようです。以前も一度書いたことがありますが、こういうその覚悟と自信が強烈な塾さんなら話は別だと思いますが…もし、成績保証があるからその塾さんに!というお考えでお選びの場合には、その保証内容をしっかりと確認し、過去にどのくらいその制度適用となった生徒がいたのか?とうも確認しておく必要があると思います。加えて…僕なら生徒の成績アップに全力を尽くすことはお約束できても、成績アップの保証をしたり、返金の保証をしたりというのは出来ません。それは「成績アップ」にはタイミング的にも点数的にも個人差があること、何をもって「成績アップというのかという定義」(例えば順位公表が無い中学で、平均点も非公表となれば、もはや「圧倒的な、誰の目から見ても明らかな成績アップ(例えば200点から450点等)」でなければ、その判断も出来ないでしょう)も不透明になってしまうと思います。だって、テストの点数だけであれば「平均点」でも10点以上のアップダウンが当たり前に生じますから…そういう意味で、成績保証自体がどうなんだろう…と思います。ただ…前述の塾さんは相変わらずのぶっ飛びっぷりです(笑)。確かに「合格保証」であれば、だれの目から見ても結果は明らかであり、しかも全額遡っての返金ってすごいとしか言いようがない(笑)。未だ塾長先生にお会いしたことはありませんが、今一番お会いしてみたい塾の先生です(笑)。

◆5教科のバランスで考える必要がある

 これは、かなり重要だと思います。例えば、わが子が英語が苦手だから…という理由で通塾を開始し、英語の授業を受けた場合、結果的に英語の点数が上がったとします。でも、学校のテストも高校入試も、基本は5教科です(高専は4教科ですが)。考えられるのは「英語は上がったけど、数学は下がった」というパターンです。これは成績アップ保証の有無に関係ないですが、往々にして起こり得ることだと思います。だから、自塾の場合も「普段の授業は基本英語と数学、テスト前や長期講習期間、そして受験生の夏休みからは全員5教科授業」という形式にしています。これ自体も、開校3年目くらいに変更しました。というのも、それまでは最後まで英語・数学中心にしていたので、国理社で苦戦している子が多かったのです。で、やはり入試は5教科だと考えたこと、そして保護者様からもご要望を頂いたこと…以上の経緯があって、今のカタチになっています。

◆補習の場合はともかく、返金保証の場合は言い出せるか否か

 塾側から申し出てくれれば別ですが、そうでない場合に言い出せる勇気も必要ですね…

◆進学実績、成績アップ実績
 
 やはり塾である以上、保護者様も生徒自身も一番はそれを願って通塾するわけですから、その実績は大切だと思います。他県では「盛っている」塾さんもいるとかいないとか。秋田の場合はどうか?それは分かりませんが、ただ「特別講座」のみの受検者は含む場合もあるかもしれませんが、「模試のみの受検者」をカウントに入れる塾さんはさすがにないと思いますので、進学実績は1つの目安になると思います。そして、その際に見るべきは「合格者数」よりも「率」だと思います。
 例えば、秋田高校10名合格!とは言っても、母数が30名なのか?50名なのか?100名なのか?200名なのか??これで全然率は変わってきますね。母数が多くなると、当然合格者数も増えるでしょうし。そういう視点で合格実績をご覧頂くと、また違った側面も見えてくるのではないかと思います。

 但し、まず僕自身が論外だと思っているのは「○○高校、○○高校、他」ってやつです。「他」って何ですか、他って。他にないのなら他に無いでそう書けばよいでしょうし、もし「他」という高校に合格したことがいるとするならば、その子はどう思うのか?自分がそれまで教えてきた生徒、塾に通ってきてくれた生徒に対してあまりに配慮の無い対応だと思います。
 そして、もう1つ。定期テストは関係ない…という考えの先生や塾さんもあるでしょうが、私は定期テストはかなり大切だと思っています。範囲が決められたテストの中で点が取れない、結果が出せない子は実力テストでも取れないと思います。受験勉強というのは、それまで積み重ねてきた勉強法を結集して進めるものです。加えて、定期テストで結果を出すということで、子どもがどれほどの自信をつけるか?そして、その自信がどれだけの好循環を生み出す可能性が有るのか?そう考えると定期テストは非常に大切ですし、その結果も出来るだけ公表すべきと思って、自塾の場合はHPやブログ等でアップするようにしています。ので、気になる場合にはやはり塾さんに直接聞いてみるのが一番ではないでしょうか?

◆実際に通っている人の口コミ
 
 最強の判断材料と言えば、これになると思います。但し、ここでも注意すべきは「万人に合う塾は無いし、通いさえすれば成績が上がる塾もない」ということだと思います。例えば、お友達のAさんの子どもは成績的にも伸びたし、学力はかなり上がった。でも、それがわが子に100%当てはまるという保証はありません。ですから、材料にすべきは「成績が上がった」という事実より(保護者様はそこが一番気になるのだというのは百も承知ですが)、「どんな塾か」ということだと思います。

 例えば、時間的拘束が比較的少なく、自分の生活リズムを優先しながら、部活を優先しながらやっていきたいとお考えの場合と、家では全く勉強しないわが子が何とか机に向かう習慣を付けれるように、自習の環境が整っている塾を望む場合では、確実に選択肢が変わるでしょう。
 また、出来るだけ同じ学校の生徒がいない塾を望む場合もあれば、そうでない場合もあると思います。
 これらは、今までお越し頂いた保護者様が面談時や説明会時にお話になられていた実際の話です。他にも、以前「社会を中心に勉強したい」というお問合せを頂いた際にも、丁重にお断りしたこともあります。それは、明らかに自塾では保護者様と生徒の要望に合わないからです。

ということで、まとめです。

◆まずは、お子様と相談し、また保護者様がお子様の性格やこれまでの行動を十分踏まえた上で、知り合いの口コミも踏まえて2~3の選択肢をあげる。

◆その選択肢に挙げた塾の面談や説明会に行く(または、電話で話を聞いてみる)。その際に「カリキュラム表」や「成績アップ実績・合格実績」も聞いてみる。

◆塾の雰囲気や料金、先生等から総合的に判断し体験授業を受けてみる。

◆体験授業中やその後に、授業報告とは異なる勧誘等がしつこい場合には選択肢から外す。

こういう感じでしょうか?

いや~…参考になるのか?とはなはだ疑問ですが、とりあえずこれで終了にしたいと思います。

で、今日もちょっと私的な来客や電話対応等で中断を挟みながら、結局この時間になっています。

英語教室は有りませんが、附属小学校の積み重ねテストの自学生徒のフォローや中学3年生の一斉授業ラスト3もあります。

※ちなみに、今日の一斉は18時からですよ~。。。忘れないでね