キャンパス的「賢い塾の選び方2016」

秋田県高校入試一般選抜まであと11日

春…出会いの季節と別れの季節です。

で、この時期になると世の学習塾はこぞって折り込み広告を発行します(僕もです)。

新聞やフリーペーパーには様々な塾の広告が入ってきますが、

そもそもそれに気づけるのは僕がこういう職業をしているからであって。

大半の人にはただのゴミでしかないというのは悲しい現実ですが(苦笑)…

ただ、それでも「2割~3割」くらいの、「今まさに通塾(転塾)をご検討中」というご家庭にとっては、

その広告が塾選びの大切な判断材料にもなると思います。

で、折角なので「塾の講師」なりの視点で塾の選び方のポイントをあげてみようかなと思います。

《参考に以下の2つのブログも是非どうぞ…》

◆埼玉県学習塾Will横井先生のブログ 「塾の選び方について」


ちなみに、横井先生は僕がお会いした塾の先生の中で最も衝撃と学びを頂いた先生の中の一人です。めっちゃ尊敬してます。本当に優しいオーラにいつまでもお若い爽やかイケメン…またお会いしたいな~。

◆神奈川県慧真館岸本先生のブログ 「もう塾選びで迷わない」

こちらの岸本先生は同い年の超やり手の先生です。大手塾での経験を活かし、地域密着で自身の理想を追求し、塾経営をされていらっしゃいます。ちなみに…岸本先生には以前こんな記事書いて頂きました。恐縮です…と平静を装ってますが、たまたまこの記事を発見した時めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。

ではいってみましょう。

◆まずは、教室長と講師。塾とは人である。

 はい、当たり前の話ですが…僕自身、全国で「この塾は凄いな…」と感じる塾さんはやはり「塾長(教室長)」が確固たる思いをやっている先生方ばかりです。先述の横井先生に岸本先生。水戸のひかり塾遠藤先生に、神奈川県Gゼミの小川先生にでん先生。お会いしたことはないですが、奈良県SORAの上江洲先生に神奈川県学習塾のとよ爺先生、埼玉県松江塾の真島先生…ここにあげた先生方が発信することは私にとって本当に学びになることが多く、今まで沢山勉強させてもらって来ましたし、これからも変わらないと思います。

 どの塾も魅力があるのは、やはりそれは先生自身に魅力があるからであって、塾の看板が何かを保証するわけではない…。そして、横井先生のブログにもありましたが、やはり検討する際にはその塾の先生に直接会って、話を聞くべきだと思います。教室の雰囲気を見て、先生の考えを知って、それが親御さんの意向と一致すれば体験授業を受けてご判断されればよいのではないでしょうか?

◆ネットの口コミ系の評判は判断材料にしない。

 え?見るでしょ?と思われる方もいらっしゃいますか?個人の感想・考えもあるでしょうが、僕は少なくともこの業界の口コミほどあてにならないものは無いと思っています。だって…「嘘つけ!」っていう数の評価とかコメントとかある塾も少なくないですもん。僕の中では「意見や通っての感想がマイナス的なもの=本当のコメント」であり、「高評価や絶賛のコメント=自作自演」だと思ってます。ただ、以前「どう考えても保護者や通塾経験のある人のものではない、同業者?からのいやがらせ、ネガティブキャンペーンのようなものも見つけました。ので、「あまりにも過熱しているコメント欄」は基本同業者が絡んでいると考えた方が良いと思います。ちなみに、自塾の場合…で検索したら1件だけ見つけました。

こちら

2012年(笑)。ちなみに、褒められてはいますが、僕が書いたのではないことだけは100%確かです(笑)。ただ、信用しないで下さい。また、自塾のFBでの評価は★5つを頂いた方が3件(2件は塾生保護者様、1件は僕の友人)、★1つが1件(誰か知りませんが、謎の外国人(笑)です。一応これでも保戸野地区と泉地区で11年塾をやってきました。卒塾生も約500名送り出しています。が、それでもこのくらいです(自塾の評判が良くないからというだけの話かもしれませんが(苦笑)。よって、口コミの評判は判断材料には出来ないと…僕はそう思います。

◆基本のカリキュラムがちゃんとある、見せれる

 勿論、カリキュラムが全てではありません。でも、年間通しての授業コマ数から逆算し、テストの日程を確認し、ある程度計画的に進めなければ「テスト範囲が試験までに終わっていない」という状況もありえます。中には、塾なのに「無理くり詰め込んで終わらせた」なんてこともあり得るかもしれません。よって、「基本のカリキュラム見せて貰えますか?」と質問した時に、すぐ提示できる塾さんの方が確実に「生徒にしわ寄せがいかない指導」になっていると思います。

 ちなみに…在塾生で、以前他塾さんから転塾されてきた子がいました。面談時に聞いた話では2年生にも関わらず、いまだに1年生の内容をやっているという話でした。で、実際に勉強をチェックすると1年生の内容もそうなので、2年生の内容もかなり不安でした(-_-;)。ただ、それから1ヶ月…その生徒はしっかりと定期テストで結果を出しました。「出来るようになるまでやる」というのは確かに大切です。いや、本当に大切です。でも、もしかしたらそれは講師の怠惰によって起こっているという可能性も否定できないと思うんです。だって…毎回同じことやれば良いんですから。先生はめっちゃ楽ですよね。加えて、生徒も数回それがあれば「また出来無くなっても何度でも先生がやってくれる」と思うように生徒もなるでしょう。こういうのも、結局「カリキュラムのベース」があれば、先生だって必死になるでしょう。「今日の問題」を出来るようにさせるために何をすればよいか?を考えるでしょうし、そういう一所懸命にやる先生がいるから、当然生徒自身にもそういう想いが生じてくるのだと思います。基本…勉強したくないですからね、中学生。

 加えて、個別指導自体を否定するわけではなく(キャンパスも個別やってますから)、「個別指導のみ」から脱却して、一斉授業と併用するようになったのは、上記のような状況も一つです。生徒一人一人のペースってのも確かに大切ですが、定期テストの日にちが決まっていて、高校入試の日が決まっている以上…「自分のぺーで」でだけではだめだ、と。現状の学力を踏まえる必要もありますが、「自分が周りに合わせていかなては」という気持ちを根本的に持ってもらう必要があります。でないと…中々低学力層の生徒が伸びていくのはキビシイと思います。

※但し、かなりの経験値を踏んでいて、そういうのを全て時間軸と相対的な量で判断できる先生の場合は別だと思います。少なくとも…僕はまだその段階には至っていません。そして、学生講師とタッグを組んで「一斉授業+個別指導」をやっている以上は、カリキュラムは不可欠なものなので、いくら経験値を積んでも絶対にカリキュラム作成を自分の仕事から外すことは無いと思います。

まずい…ちょっと飛び込みの予定が続いたので、もうこんな時間です。続編は明日書きます。