いよいよ前期選抜まであと4日

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さて…

タイトルの通り、いよいよ平成28年度秋田県入試前期選抜まであと4日となりました。

既に倍率も出揃い、あとは本番を待つのみ…

注目は秋田高校の2.11倍…

随分高いな…と。

まぁ、去年もかなり高かったことを考えると、やはり「可能性が0でないのなら!」という志願者が多いのかもしれません。

そして、

それ以外の高校に関しての倍率は「まぁ、こんなものでしょう」という感じだと僕は思います。

昨年高めだったところが多少下がったり、逆だったり。

ただ、僕自身何度もこのブログで(軽く)触れていますし、

保護者会や三者面談などでは思いっきり正直な意見を話させて頂いておりますが…

基本的に秋田県の入試制度は変わってくれたら…と思っています。

具体的には、

◆前期選抜の撤廃
⇒「推薦入試」として、自己推薦形式ではなく、あくまで「高校招待形式」をはっきりとさせた選抜へ。もしくは、それすら完全撤廃してあくまで「一般選抜」と「後期選抜」の二本立てへ。

◆それにともなって、現行の「形式だけ」の学力試験を撤廃するか、ちゃんと「合否に反映させる」学力試験へ

※僕個人としては、スポーツ推薦なら、それはそれで学力試験を課す必要はないと思っています。だって…そっちの方が分かり易いじゃないですか?受験生にとっても。

◆後期選抜の復活
僕は個人的にこれを強く望んでいます。現状、地域的な問題で秋田県の中学生の選択肢はかなり狭いです。あくまで「公立」が第一志望になる子が殆どなのですから、例えば、校風や現状の学力、進学実績等を踏まえて高校選びをできる首都圏の中学生とは、選択肢にかなりの差があります。でも、後期選抜があれば、「公立」か「私立」かの単一機会の二択ではなくなります。毎年そうですが、「秋田高校か私立」や「南高校か私立」、この極端な選択で苦しむ生徒は多いです。自塾生でも。であるならば、もっと広く公立高校への可能性を広げられる制度にすべきだと思います。

◆入試制度の明示化
⇒はい、正直分かりにくいです。改めて思います。例えば東北なら、宮城や岩手の様になんでもっと分かり易い入試制度の明示がなされないのだろうか?と。内申点と当日点の比率、面接はどれだけ合否に関係するのか?人生を左右する高校入試なのに、こういうソースはもっとオープンにすべきです。だって…知らない保護者さん、受験生の方が確実に多いわけですから…

◆私立高校は「模試結果」を合否材料に
⇒以前、問題になった埼玉の北辰テスト…あれ、だめなのかな?と。昨年、聖霊高校の入試説明会に伺った際に意見として出させてもらいましたが、僕は「あり」だと思います。だって…そっちの方が確実に受験生にとっても高校にとってのプラスになる。高校側は数回の試験でその生徒の「平均的な学力」を知る機会にもなるでしょうし、受験生も「一発勝負」ではなくなる分、継続的な頑張りが評価対象になる。素晴らしい制度だと思います。ただ、現在の秋田だと模試がかなり「割れて」ますからね…実際、「模試」=「塾の営業ツール」になっている面が大きいですし。なら、自治体主導で…まぁ、それがきっかけでそういうテストが廃止になったわけだから、それは無理か…

と、こんなところでしょうか?

これに関しては、また改めてちゃんと書いてみたいと思いますが、

結局は

◆受験生に、その親御さんにとって分かり易い

◆一発勝負ではあるけれど、出来るだけ「継続的なその子の頑張り」が評価される制度にするべき

◆形式的な、お飾り的なものは全て撤廃すべき

というところでしょうか?

秋田の子どもたちの為に…

もっともっと入試制度が改善されていくことを期待したいと思います。