何とかなりません。何とかするしかありません。

さて…

今日の泉中で、11月の実力テストがひと段落となります。

言うまでもなく、大切なのは「今回のテストを次にどうつなげるか?」です。

点数が上がったとか下がったとか、

順位が上がったとか下がったとか、

そこだけに一喜一憂するのではなく、答案用紙をどれだけ分析し、自分の課題をどれだけ明確に把握できるか?

それが最も大切なわけですから、テスト返却次第テスト直しにしっかりと時間を割いてほしいと思います。

※念の為…点数・順位が上がったことを喜ぶな!ということではありません。それによって自信を深めるのは良いことです。ただ、それだけではだめだということです。

そして…

10月模試の結果も返却され、昨日持ってきてくれた生徒の分は判明しています。

昨日の時点で提出が22名(ちなみに3年生47名中40名が受験。検定やら玉納やら、諸事情で受けれなかった子が多かったので)。

で、現状前回より偏差値アップした生徒が18名、前回と同じが2名、ダウンが2名。

こういう状況です。

これだけ見れば、順調なようにも思えます…

が、水を差すわけではないのですが、僕の中ではかなりしっくりこない点があります。

というのも、上がり過ぎなのです。バランス的に。

勿論、上がるべくして上がっている子もかなりいます。

また、夏休みから積み重ねてきたものが、カタチになってきたという側面もあります。

でも…

絶対的に受験生としての自覚が足りていないという生徒もまだまだいます。

そんな中で、語弊を恐れずに言えば出てしまったこの結果。

で、昨日も…先日三者面談をしたばかりのある生徒に厳しい話をしました。

その生徒は、現状志望校にかなり、かなりの距離があります。

にもかかわらず、行動できていない…

「やらなければならない」とは思っているのでしょうが、全然それが本気の行動になっていないわけです。

なので、そんな厳し現状をお母様もいる席で話し、何を変えるべきか、どのように変えていくべきか…

それを話し合って、決意を新たにしたばかりでした。

にも関わらず…昨日は自習申請時間を無視して勝手に帰宅しようとしました。

※他にもそういう生徒がいますが、今は放っておいている子もいます。まぁ…いつ気付くかと思っているわけですが。

ちなみにその生徒…

時間ギリギリに登塾し、模試結果を出す際に「上がりました」と嬉しそうな顔をしていました。

当然僕だって嬉しくないわけはありません。

でもね…

なぜそういう状況下で、申請している時間を無視して、しかも無断で帰ろうとしているのか?

翌日がテストだから?

いやいや…

そんなの関係ないのです。

僕が言ったのは、「12月と1月…ここのテストで絶対に結果を出すぞ!」ってことです。

今回の偏差値アップなんて、今後もそうなる保証なんて何一つないし、

大体にしてその生徒は今までもこういうアップダウンを何度も何度も繰り返してきたのです。

なのに、家に帰ったところで勉強できないことを分かっていながら、帰ろうとしている…

今日の実力がどうでも良いということでは無く…

今は本当に一日を、一分一秒を大切にして、12月と1月の実力と模試に向けて、一心不乱に勉強しなければならない時期なのです。

で、僕は言いました。

「お前はもう居残り自体禁止だ。明日以降、帰って寝たいだけ寝れば良い。やりたいことを好きなだけやれば良い。」

と。

なぜなのか?

なぜ、自分のことなのに簡単に約束を破り、都合の良い解釈で自分に甘くするのか?

このままでは、本当に受験で不合格になるとあれだけ言ったのに、まだその現実をリアルに感じていないのか?

はたまた、高校に不合格になって良いと思っているのか?

なぜなんだ、と。

で、最終的に彼はその後勉強して、帰宅したわけですが、

ここまで書いてその生徒だけはクローズアップされていますが、

実際は他にも同じような状況にある生徒が多数います。

話を持っているのではなく、リアルに多数います。

昨日の居残り状況を見ても、やるべき生徒がいなくて、着実に力をつけている子たちが本気で勉強をしています。

何度も言いますが、別に居残り勉強を推奨しているわけではありません。

が、

帰宅してテレビを見ている。

帰宅して携帯でゲームをしている。

帰宅してLINEをやってる。

帰宅してだらだらしている。

・・・

そんな時間があるんなら、寝るか居残りで勉強しろよ!って話なんです。

ホント…

いるべき生徒がいない、やるべき生徒がいない。

で、そういう生徒に限って、模試で「上がった!」とか「数値」だけで判断しているわけです。

それがどういうことかを今まで何度も何度も言ってきたにも関わらず…

対して、本気になってる子は…

「上がった!」というよりも、

「まだ先生との面談の基準数値に届いていない」とか、

「理科、やっちゃいました。ちゃんと直しやって修正します」とか。

そうなっているんです。

分かりますか?

何で差がついてきたのか?

何でここからも差が開いていくのか?

分かりますか?

考え方がそもそも違うんです。

頭が良い、悪いではなく、そもそもの考え方が、意識が、本気度が違うんです。

で、そういう生徒に対して僻みであーだこーだ言ったり…

あほか!

って本気で思います。

はい、もう一度。

今回の模試結果も11月の実力テストの結果も、参考にはなりますが入試の合否を左右するものでは全くありません。

今回の模試で下がってしまった生徒は、昨日自身で「居残り申請」を出していきました。

で、断言しますが…

その子は上がります。これからちゃんと上がります。

その子に足りていなかった、「欲」と「勉強時間の確保」がセットで一気に改善されたからです。

僕からすれば…良かった。

今回の模試が下がってくれて、その子が自分に足りないものを感じて、行動に移してくれてよかった。

本気でそう思います。

だから、上がれば良いんじゃないんです。

次も、その次も上げていけるのか?

何より、

入試で合格できるのか?

それが何より大切なんです。

全ては「そこ」に照準があっていなければならないわけです。

今一度、自分の状況を、自分の将来を…

本気で考えて下さい。

ちょっと…ぬる過ぎます。

ということで、今日の一曲です。

昨日は忘れたわけではなく、記事的にそういう感じでもなかったので触れずに終わりましたが。

HIDEのMISERYです。

先日の勝手に書いた「カッコ良い男性ランキングTOP10」の入るHIDE…

TELL MEと迷いましたが、こっちで!