まだ大丈夫…1年後同じ思いをしないために

さて、春期講習開幕まであと2日となりました。

春期講習に向けた準備は着々と進んでいますが、今日は新受験生となる2年生に向けて…

今週の個別指導では、宿題の未完了が多く目立ちました。

その理由を聞くと、

「期間が有ったので(入試後の休塾期間があったため)、まだ大丈夫と思っていて、気付いてから始めても間に合わなかった」という生徒が多数でした。

まぁ、毎回のようにノート忘れ等の生徒もいるのですが。

で、ここで考えてほしいのですが、今それをやってしまう生徒は、一年後も同じような状況を作ってしまう可能性が高いです。

つまり、高校入試です。

みんなにとっては、「まだ1年有る」と思っているでしょうが、だからと言って「まだ大丈夫」とはなりません。

気付いたら、間に合わなかった…

それにより、志望校も変え、自らが望む将来の方向性も修正しなければならない…

それを避けたいのは、誰でもない自分のはずです。

でも、その「今後」を創っていくのも、誰でもない自分自身の努力・取り組みなのです。

毎回の宿題も、定期テストも、高校入試も…全てリミットが決まっています。

であれば、それに向け一日でも早く着手し、計画的に、継続的に勉強を進める必要があります。

「まだ大丈夫…」

「明日から頑張ろう…」

まずはその意識を変え、「今やる、今日やるべきことは今日やる!」という自覚を持ち、

それを実践に移していくことが大切だと思います。

そして、絶対に忘れてはならないこと…それは、

「自分のペースで」という、現実逃避です。

これもよく耳にしますが、現状で学力的に追い込まれてしまった生徒は、

自分のペースでやってきてしまったから今の現状なのです。

やるべきことの大まかな枠組み、最低限の内容をカバーしてこなかったから今の現状なのです。

別に批判ではありませんが、「君のペースで頑張れる!」

といった塾や家庭教師の広告も目にします。特に個別指導や家庭教師に多いですね。

ただ、その解釈を間違えると、

◇中3生なのに、いつまで経っても正負の計算や方程式の計算練習ばかり

◇まだ「出来るようになっていない」から、一か月間同じ内容

そんな状況だってあり得ます。

いやいや…と。

それをやってると、高校入試では間違いなく5教科100点以下になりますよ、と。

僕はそう思います。

これは「復習や全学年内容をやることがダメ」ということでは決してありません。

実際、自塾でもそういう内容も授業でやりますし、

必要であれば、中3生にも基本計算プリントや、小学生用の英語プリントも課します。

そうではなく、

「自分のペースで」という言葉を、都合の良い解釈にして、

今できるようにならなければいけないという自覚も何もなく、

ただ勉強(の振り)になってしまう可能性が有る

ということです。

で、そういう生徒に限っていつまでたっても漢字も単語も公式も用語も覚えない…

「勉強は暗記ではない!」等、各種メディアで謳われていることを「そうなんだ!」と思い、暗記をしようとしないわけです。

怖いですよね、これ。本当に…

暗記で全てが済むわけでは勿論ありませんし、

思考力も大切です。

でも、最低限「覚えるべきことを覚えていないと、思考も何も出来ないんですよ?」

っていうコアな部分がすっ飛ばされているんです。

だから、それを鵜呑みにしてしまう子どももいるわけで…

ということで、話はそれましたが…

やるべきことをやるべきことにちゃんとやる。

継続して、計画的に取り組む。

それをやらないと、結果こうなる…

それを自覚してもらえたのは、良い経験だと思います。

加えて、それにより保護者さんにも迷惑をかけてしまうということも分かったはずです。

あとは、文字通りこれを「経験」とし、日々の学習に真剣に取り組んでほしいと思います。

一年…

あっという間ですよ?

一日でも早く、本気になって受験勉強に向かいましょう!

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