1問にコダワル…

合宿、三者面談を経て、確かな変化がみられる受験生。

そして、対策特訓中の1・2年生も、今までより自主性を持って取り組めている子が増えているように感じています。

まぁ…全員とはいかないので、その割合を如何に高めていくかが課題となるわけですが、

総じて塾生全体の雰囲気が上向いているというのは事実かなと勝手に思っています。

で、です。

対策中の中学1・2年生にも、

中学3年生にも今一度考えて欲しいことは「1問にこだわる」ということです。

例外はありますが(入試の正答率が0%~3%だったり、現状の学力を踏まえ「今は」解けなくても良いという判断の元で「これは良いよ」と指示することもあるので)、

基本的には今目の前にある問題をしっかりと「解ける」までやりきることが必要になります。

絶対にやってはいけないのは、分かっていないのに赤ペンで答えを書いてスルーしてしまうこと…

これに関しては、小学生でも僕はかなり厳しい指導を入れます。

だって…意味ないから。

折角勉強しているのに、何の成果も得るものもなく終わってしまうってのは、あんまりだから。

にも関わらず、やはりスルーしてしまう子はいるわけです。

1つの問題でも解けない理由、間違えた理由はその子その子で異なります。

まぁ、ある程度の学力に達し、ある程度の問題レベルを説けば、これまたある程度「躓くポイント」も決まってきますが…

じゃあ、自分はどこで躓き、どこが分からないのか?

まずは、それを分かろうとする努力もしなければいけません。

で、それを鼻から拒絶する子は「全部わかりません!」という必殺謳い文句を口にするわけです。

何故分からないのか?

どこが分からないのか?

設問にある「言葉」で分からない言葉があるのか、設問の意味が分からないのか?

そういう「出来るようになる為のステップ」をかっ飛ばして、一気に出来る様になっていくことはないわけですから・・・

そして、やはり現状で「上位」に位置する子たちの勉強からもっと学ぶべきだと思います。

どういう姿勢でやっているのか?

どういう筆記用具を使っているのか?

各教科で勉強中にどういう「もの」が机上にあるのか?

解説をどれだけ読んでいるのか?

どれだけ真剣に考えているのか?

そして、上位層の子ほど「どうしても分からない」問題に対しての一度目の見切りをつけるのも結構早いということも気付いてほしいのです。

限られた時間だからこそ…

自分で考えて無理そうなら、参考書や教科書を使って確認をしたり、解説を読んだり、それでも不明な点を質問に持って来たり…

ちゃんと出来る様になる為のステップ(=いつも先生達が言っているステップ)を踏んでやれていることに気付くと思います。

また明日も…

皆の勉強は続きます。

中学1・2年生は部活との両立がきつい子もいるでしょう。

3年生は精神的に焦りを感じ始めた子もいるでしょう。

でも、だからこそ…

今やっている勉強が無駄になることが無いよう、実りある勉強に出来る様に努めて欲しいと思います。

頑張れ!