1回の授業を休むことの重み

やむを得ない欠席はしょうがないんです。

だから、それは良いんです。

ただ、学校であれ、部活であれ、塾であれ…

安易に休んではいけないわけです。

これまでの卒塾生に関しても、例外なく共通するのは上位校に合格していく子は簡単に休まないということです。

そして、やはり簡単に休んでしまう子とそうでない子では気持ちの強さが絶対的に違います。

というのも…

今日はこの件で1人の3年生に話をしました。

その生徒は、「大会前だから極力塾も休むようにと部活の顧問から言われた」との理由で欠席しました。

※話を逸らさせて貰いますが…
何故部活動の顧問、つまり「学校の先生」という立場の人間が、こんなことを安易に口に出来るのか?僕にはそれが全く理解できません。
部活動の目的は何なのでしょうか?プロを育成することでしょうか?学生の本分である学業を疎かにして、犠牲にしてでも勝利を目指すことでしょうか?
僕は部活動大賛成派です。何度もこのブログでも触れていますし、子供たちにも言っています。
ただ…それは全てを犠牲にしてでも部活の取り組むべきだということでは有りません。
大体にして、大会前のこの時期に塾に行かないことが何の調整なのか?
試合にどういう好影響を及ぼすのか?
塾に行かなければ早く寝て、規則正しい生活を送るとでも思っているのか?
少なくとも…僕が中学生なら、学校の先生からお墨付きを貰おうものなら塾なんて喜んで休みます。
ま…自分は塾に通ったことが無いので分かりませんが。
そして、塾がないという解放感と共に、「イメトレ」という理由でウイニングイレブンをやる為にプレステの電源に火をつけます。
で、熱中して「あと1試合だけ」を繰り返し、結局は普段通りか、それ以上遅い時間まで起きているでしょう…

僕は高校まで、それなりに本気でサッカーに打ち込んできましたが、
大会前に塾に行くななんていう指導者にはお目にかかったことがありません。
かの小笠原満男選手を育てた高橋監督は、サッカーが上手くなりたいなら勉強も頑張れと常々口にしていました。
高校時代の恩師である嶋監督は、勉強をしないものにサッカーをやる資格はないと言っていました。

大会前くらい…
そういう考えで子供たちの強さなんて育めるのでしょうか?
加えて、塾はあくまで費用が発生するものであるということを分かっているのでしょうか?
自塾で言えば1回の授業およそ2,100円分…親御さんに保証するのでしょうか?
と、ちょっとヒートアップしたところで話を戻します。

で、僕は言いました。そのある生徒に…

コンディションを整えるのと、勉強をしないのと何の関係がある?

塾に来るくらいでコンディションが崩れるくらいなら、とてもじゃないけど試合なんてできないでしょ?

あのね…

今日の授業1回分休んだら、その取り返しは簡単じゃないよ。

加えて、明後日のも休むんなら、その取り返しはますます簡単じゃなくなるよ?

内容的なことだけじゃなくてね、気持ちの問題も含めね?

以下続く…

で、結局自分なりには穏やかに話して、一つ約束をして電話は切ったわけですが。

良いでしょうか?

学校でも、部活でも、習い事で…

簡単に休むもんでは有りません。

君の親御さん・・・

明日は野球の試合だから、今日の仕事休むわ!なんて言いますか?

明日はバレーの大会だから、今日は夜ご飯作れないからね?なんて言いますか?

やってる人はどういう状況でも、こなすべきことはちゃんとこなします。

その上で時間の使い方を工夫して、時間を作り出して、色々なことに備えていくんです。

そういう能力ってのは、いつか勝手に出来るようになるものではないんです。

自分がそういう努力をしようと決めて、日々積み重ねていくから出来るようになるんです。

じゃあ、その努力はいつやるの!

今でしょ!

って、あの有名な予備校の先生も言ってますよね。

頑張りましょうね。