中学部

◆指導形態は個別指導と一斉授業並行型

 キャンパスの中学部授業は、個別指導と一斉指導を併用しております。開校時は個別指導専門塾でしたが、塾長佐々木が各中学の「みんなの登校日」(授業参観)に足を運び塾生の様子を見る中で、授業の受け方や話の聞き方に改善すべき点があると感じ、平成19年度より一斉授業を試験的に導入しました。その後、目に見える形で塾生の成績が向上したので、翌年からは中学部は全学年一斉授業と個別指導併用型に移行しました。

 ①一斉授業:各学年1クラス ※中3のみ2クラス制

※指導時間1コマ90分×2コマ ※指導科目 英語&数学

 「一斉授業・個別併用型」の最たる目的は「反復学習」を効果的に行うことです。塾長佐々木及び社員講師のみが各単元の導入授業を行い、その授業を元に個別指導で「演習中心」の学習を行います。学習指導において最も注意すべきは、生徒の「分かった」という言葉です。実際、目の前で指導した生徒に「どう、分かる?」と聞くと「分かった」と満面の笑みで答えてくれることが殆どです。しかし、「じゃあ、解いてみて」と声をかけて様子を伺っていると、手が止まってしまう…これは「分かったつもりだけど解ける段階には至っていない」ということであり、この違いが分からず「分かったつもり」で止まっている中学生は非常に多いです。よって、自塾では最大限の学習効果に繋げられる様に一斉と個別指導とで反復演習を行い、その中で確実な定着に繋げられる様に努めております。

 また、一斉授業内容を個別指導担当講師が共有できるような体制を構築し、「先生によって教えられ方が違う」といった問題も起こらないように努めております。

②個別指導:生徒3人以内に講師一人

※指導時間: 1コマ90分

※指導科目:英語&数学

 個別指導のメリットは「すぐに教えてもらえることと生徒のペースに合わせて貰えること」と一般的に思われがちです。しかし、私自身が考える個別指導の一番の長所は「解法過程を目の前で見てもらえること」だと考えます。

例えば、数学では「解法が全く合っていないのに、 答えだけ正解になってしまう」というケースがあります。分かっていないのに〇になってしまうこともあります。また、学力アップを阻む最大要因でもある「適当な〇つけ」も、目の前で先生がしっかりと確認しているために防止できます。更に、毎週の宿題のやり方も細かに確認できるのもそのメリットです。

「1対3で90分」というと、一人当たりの時間が少ないのでは?と感じられる保護者様もいらっしゃるかもしれませんが、一斉授業で単元の導入説明も済ませ、演習も行っているので「単元を基本から説明する時間」も不要なので、一人一人の指導にしっかりと時間を割くことができます。

◆指導科目

 キャンパスでは個別指導、一斉授業ともに英語・数学の2科目を中心に授業を行います。この2科目は「単元ごとの繋がり」が 非常に強い教科であり、多くの中学生が躓きやすい教科でもあります。中学3年生になり、受験勉強をスタートする際に英語・数学が苦手というのは相当大きなハンディを負うこととなりますので、英語・数学は毎週欠かさず指導を行っております(現実問題、5科目指導を実施し、その定着を図っていくには回数、時間ともに限界があるという状況も御座います)。尚、定期テスト前の対策講習や夏期、冬期などの長期講習期間には国語・理科・ 社会の授業も行いますし、中学3年生の夏休みからは5教科指導に切り替わります。

◆定期テスト対策特訓

 キャンパスでは、各中学の定期テストの2~3週間前から定期テスト対策特訓を実施し、塾生のテスト勉強を強力バックアップ致します。塾生、保護者様、そして 私たちにとっても、最大の目的は成績アップです。好結果へ繋げ、生徒自身の更なるやる気アップに繋げられるよう尽力させて頂きます。

テスト範囲の必出ポイントをしっかり押さえて対策授業を行っており、大変ご好評を頂いております。 ※対策特訓期間の登塾日数やToDoリスト等、昨年までの状況を踏まえて、今年度も試行錯誤を続けて参ります。

◆受験生の毎日自習

 中学3年生からは基本的に毎日通塾とお考え下さい(中総体までは任意)。授業日外にも通塾し、教室で毎日の自学に取り組んで貰います。受験勉強を進める初期段階で何より必要なのは 「勉強時間の確保」です。それが出来ないうちから「学習の質の向上」は有り得ませんし、5科3年分の学習を進めるのは容易なことでもありません。また、勉強の対効果を最も高めるのは「授業」よりも「自学」です。先生の授業を聞いて「分かった」と思ったことを「出来た」に繋げるための学習が “自学” です。

◆宿題と宿題居残り、追試制度について

 個別指導、一斉授業ではそれぞれ課題が出されます。詳細なサンプルは後述しますが、個別指導の宿題に関しては、1日1ペー ジから2ページ(時間にして1日1時間以内)を目安に出します。その宿題を家庭学習として学校へ提出しても構いませんが、 ノートは教科で分けて、必ず塾用を使用して下さい。又、宿題忘れ(やったノートを忘れたという理由を含む)に関しては授業後に終了させてから帰宅して貰うか、最終リミット時刻(学年によって異なります)までに終了できない場合は翌日も登塾して取り組むことになります。

 又、一斉授業に関しては、毎週前回内容の確認テストを実施しております。範囲は「前回の授業内容ページから全く同じ問題」 としており、しっかり準備すれば必ず合格できる内容にしております。しかしながら、昨年度も「やれば出来る内容」にも関わらず、準備不足で不合格になる子も少なくありませんでした。その点は今年度の課題になりますので、私たち講師陣も引き続き指導を徹底して参ります。尚、確認テストに関しては合格するまで追試としていますが、中には最初から「追試で合格すれば良い」という姿勢で挑む子がいますが、そういう生徒は中々飛躍しません。1つ1つのテストに真剣に取り組み、一発合格できるように努めて欲しいと思います。